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2006.01.28
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カテゴリ:社会・政治・時事
国家の品格 お茶の水女子大学理学部教授の藤原正彦さんの著作。
 藤原氏は、作家の新田次郎さん、藤原ていさんの次男と言うことで、
 その文体には、まさに血統書付きの「品格」が漂っています。

 氏の「論理だけでは世界が破綻する」という考えは、
 衝撃的でありながらも、誰もが納得せざるを得ないものになっています。

 まず、「論理には出発点が必要」だとしたうえで、
 「その出発点は、論理的帰結ではなく常に仮説であり、
その仮説を選ぶのは論理ではなく、主にそれを選ぶ人の情緒なのです」
との指摘は、言われてみれば、全くその通りで、
何の抵抗もなく、当然のこととして受けとめることができます。

だからこそ、「最も重要なことは論理で説明できない」「重要なことは押しつけよ」
といった大胆な指摘を、ハッとさせらながらも、スッと受け入れてしまうのでしょう。

また、我々がこれまで自明の理として学んできた「自由、平等、民主主義」について、
また、経済だけでなく様々な分野で推し進められている「グローバリズム」について、
これほどまでに、正面から疑問を投げかけた書は、皆無だったのではないでしょうか。

戦後、日本が捨て去ってしまった、いや捨て去るように仕向けられたものを、
もう一度見直す価値が十分にあることを、この著作は教えてくれています。
世界に共通する普遍的な「情緒と形」を大切にすることを念頭に置きながら、
日本の真の素晴らしさを取り戻し、本来あるべき姿へと導いていかねばなりません。

著 者:藤原正彦
発行所:新潮社





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Last updated  2006.02.16 23:44:52
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