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カテゴリ:社会・政治・時事
本著のタイトルは「他人を見下す若者たち」。
でも、「他人を見下す若者」は、どうして生まれてきたの? こどもが先生を尊敬しなくなった、と言われています。 卒業式で「仰げば尊し」が、歌われなくなってしまいました。 それは、社会全体が、 「先生なんてたいしたことない、尊敬するに値しない」と思ってるから。 本当は、親も先生のことをバカにしている。 だから、そのこどもは、先生のことをバカにしている。 そして、こどもは先生の言うことなんか聞かなくなる……。 そこで、学べるはずのことを学ぶことができなくなる……。 なぜ、こうなってしまったのか? 「先生が、先生としてあるまじき、色んな問題をしょっちゅう起こしている!」 「最近は、力量のない教師だらけだ!!」 こんなメッセージが、テレビや新聞・雑誌、インターネットから、年中あふれ出ています。 もちろん、これは学校の先生についてだけじゃありません。 警察官も、政治家も、お役人も、ありとあらゆる人たちが……。 これだけ見せつけられたり、聞かされたりすりゃ、 そんな人たちを尊敬する気になんて、とってもなれません。 本当に、とんでもない人が多いなぁ……、バカばっかりだなぁ……って思ってしまいます。 でも、報道されていることって「全て」なの? 報道されていないこと、私たちが知らないことの方が、本当は、遙かに多いのでは? そういった「普通のこと」によって、 この世の中が支えられ、動いているのだと言うことを、 「普通であることのありがたさ」「普通であることの大切さ」を もっと私たちは知らなくてはならないのでは? 残念ながら、マスコミは、視聴者にうける情報を優先して流すでしょう。 「普通のこと」を普通に知らせただけでは、商売にならないからです。 だから、いいことでも悪いことでも、クローズアップして示そうとするのも当然。 そのため、時代の寵児となった人でさえ、一転して大悪人になることも……。 でも、お笑い番組で、他者の欠点を笑いのめすようなことは、勘弁して欲しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.28 12:48:47
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