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カテゴリ:教育・子育て
![]() その意味するところが多岐に渡るようになってきている。』 著者は、冒頭でそんな風に書いています。 ここ20~30年の間に、 世の中の色んな価値観が、大きく揺れ動き、 何が正しく、良いことで、 何が間違っていて、悪いことなのか、 それがはっきりしなくなりました。 そして、そんな時代の中を、 どんな風に生きていけばよいのか、 その行き着く先を、しっかりと見定めることが出来ぬまま、 いつまでも「自分探しの旅」を続けている、 そんな大人たちが増えてきた中で、起こってきたことなのです。 いつも「大きな不安」ばかりを抱えながら生きている大人たち。 そんな後ろ姿を見つめながら、十代の少女たちは、 「今しかない」と、大人になる前の執行猶予期間を生きています。 彼氏に求めるものも、様変わりしている様子。 特別な存在と言い切るほどのものではなく、 ブランドバッグを持ち歩いている感覚に近いとも。 まぁ、イケメンの彼氏を連れて、周囲が羨ましがってくれれば、 満足感は得られるし、いい気分には違いありません。 セフレやエンコーに対しては、少女たちの思いは、人それぞれ。 この「それぞれ」っていうところが、今の時代。 お父さんやお母さんの世代では、 「それぞれ」っていうところまでは、行ってなかったでしょうし、 況や、おじいちゃんやおばあちゃんの世代では、言語道断の世界。 結婚や子育て、その後の人生や夢についても、人それぞれ。 でも、それは決して「明るい希望に満ちあふれたもの」ではない様子。 だからこそ、今この時、十代を必死で遊ぶ、Hもその一つ……。 しかしながら、性感染症の増大や、 無知なセックスによる妊娠・中絶は避けたいところ。 TVドラマ『14才の母』は、あんな感じで終わることが出来たけれど、 現実の世界では、なかなか「最終回」とはなりません。 著者が言うように、 大人が、セックスや結婚、家族について正面から向き合い、 子どもたちが、将来に対して、 過度に「不安」を感じなくてすむ何かを 提示してあげなくてはならないのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.06 16:19:43
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