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カテゴリ:社会・政治・時事
少し前、本著の著者・朴一先生のお話を聞く機会を得た。
その中で語られた、先生御自身の経験談は大変胸を打つものであり、 友人を自宅に招いたときのエピソードや、カミングアウトした際のお話しは、 当事者にしか語ることのできない、たいへん重みのあるものだった。 その際、自ら宣伝されていたのが本著であり、 しばらく経った今、やっと購入して読んでみることが出来た。 本著には、あの時語られた御自身の体験談は登場しないが、 それとは別の、数多くの著名人のエピソードが満載であった。 それにしても、私たちがよく知る著名人の中に、 これほど多くの在日の方がおられるとは、正直驚きであった。 もちろん中には、その事実が広く知られている方もおられたが、 本著によって初めてその事実を知らされた方も、私には結構いた。 韓流ブームで、日本に住む人々の韓国に対するイメージは、随分変わったように思う。 また、世界における韓国企業の躍進も、そのイメージを変える大きな一因となっている。 そんな中、現在では民族名で、日本で活躍する人たちも随分増えた。 新しい時代が、着実に訪れつつあることを実感する。 それでも、いまだに在日という事実だけで、様々な誹謗・中傷を浴びせられ、 それが原因で、家族までもが大変な困難や苦境に追い込まれているという事実を、 そして、故郷である半島は、いまだに北と南に分断されているという事実を、 私たちは決して忘れてはならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.20 19:41:58
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