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カテゴリ:暮らし・健康・医療
![]() ちょっと購入を保留していたのですが、 結局、買ってしまいました。 そして、読んで良かったと思います。 確かに、読者レビューに見られるように、 本著は、ツレさんの「うつ」について書かれているというよりは、 『ツレうつ』の後日談的内容のもので、ツレさんもすっかり元気な様子。 なので、「うつ」のこと自体を知りたい人には、物足りないかも知れません。 *** ……でも、今病気と闘っている皆さん、家族の皆さんのところにも、 目に見えないかもしれないけど、 未来の自分がやって来て笑いながら何か言っているかもしれない。 そう想像してみてください。 今の苦しみは、信じられない未来へとつながっているのかも、と。(p.127) これは、本著の「おわりに」に書かれた、ツレさんの文章です。 この文章を読んで、「あぁ、本当にうつ病って、治るんだなぁ」と思いました。 「うつ」に苦しむ人にとっては、一筋の光明にも思える文章であり、 何だかとっても励まされ、肩を押してもらえる文章でもあります。 もちろん、ツレさんと細川さんのケースは、特殊中の特殊だとは思いますが、 「うつ病をかかえて仕事してる人は大変」(p.16)等、参考になるところはありました。 また、『きっかけは「ちちんぷいぷい」』(p.20)では、 本当に、思わぬことがきっかけとなり、人生変わっていくものなんだなぁと思いました。 さらに、「ラジオ番組に出たこと」(p.24)では、こんな人もやはりいるんだと思うと共に、 結局、細川さんは、このエピソードで、本当は何を伝えたかったのか、少々?でした。 そして、「撮影所通い」(p.94)は、映画(私も見ました)の舞台裏が面白く、 また、現在の堺雅人さんの人気の源が、よく伝わってくるエピソードでした。 『ツレうつ』シリーズの1冊目と2冊目を読まれた方ならば、 その締めくくりに、3冊目となる本著を読めば、きっと何かが得られると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.03 18:17:09
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