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2015.03.01
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カテゴリ:文芸
 『the TEAM』が面白かったので、他の作品も読んでみようと思ったら、
 以前は、岡嶋二人という名前で、徳山諄一さんと共作していたと知った。
 その頃は、井上泉と名乗っていたようだが、なかなか興味深い。
 それで選んだのが、岡嶋二人最後の作品となった本著。

 平成元年の作品だが、スマホはおろか、まだケータイもなく、
 ポケベルを使ってた頃のお話し。
 コンピュータのスペックも、今と比べれば驚くほど低く、
 インターネットも普及していない。

そんな頃に、ヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』を用いたゲーム作製に、
自分の原作を使用するということで、参加することになった上杉彰彦。
今では、視覚レベルなら、かなり現実に近い感覚が得られるようになったが、
『クライン2』は、その他の感覚も、全てリアリティが感じられるというもの。

お話しが進む中で、どこまでが現実で、
どこまでがヴァーチャル世界のことなのかが、分からなくなっていく。
背筋が寒くなるようなエンディングは、見事と言うしかない。
現在にも、そして未来にも、ある意味、警鐘を鳴らす作品。

そして、これが「岡嶋二人」というヴァーチャルな存在に、
訣別する作品となった。





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Last updated  2015.03.01 12:16:36
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