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カテゴリ:コミックス
前巻発行から半年余、
新型コロナウイルス第5波の感染拡大は全国的に収束傾向となり、 緊急事態宣言の解除や様々な制限も緩和されつつある中での新刊発行。 しかし今後、第6波の心配もされる中、本巻の持つ意味は極めて重要なものです。 *** 第31話「信頼と責任」は、第30話「傾く心」からの続きで、 小野塚が提案した「薬剤師主催の一般向け予防接種講座」が開催されることに。 芳村さん夫婦や元薬剤師・川瀬らが集まる中、久保山と瀬野にも見守られて、 みどりが講師を務める講座が、いよいよ始まります。 第32話「信じている」は、みどりの予防接種に関する講話からスタート。 患者数が激減した感染症でも予防し続けることの重要性、ワクチンの種類と成分、 ワクチン後進国・日本の現状、HPVワクチンについて等々が語られます。 そして、その講話終了後の質疑応答で、川瀬が挙手・発言したのです。 今日はとても興味深いお話 ありがとうございました 勉強になりました でも 大事なことをおっしゃっていなかったので- 予防接種は義務ではない- それをちゃんと伝えていただかないと みどりとの間で言葉をいくらかやり取りした後、川瀬は芳村さんをお茶に誘い、 会場を後にしようとしますが、芳村さんは席を立つことが出来ません。 その様子を見ていたみどりは、川瀬に改めて彼女の考えを問い直します。 そして、そのやり取りの後、川瀬にこう言ったのでした。 …それはわかります 私だって人間の治癒力も信じてます でも社会やそこで暮らす人たちが病気や衛生問題と闘って生活していく…… それを手伝うために私たちは日々学んで知識をつけてきたんじゃないんですか その役目を放棄するなら 薬剤師を名乗る資格はないと思います 第33話「固まる脚」は、予防接種講座終了後の焼肉屋での打上げの風景から。 講座の継続や、学術大会でのポスター発表等々の話題で盛り上がります。 そして後日、ナカノドラッグに風邪薬を買いに来た男性客に小野塚が対応。 その様子を見たエリアマネージャーは、小野塚に懐疑的な態度を示すのでした。 第34話「何者」は、第33話「固まる脚」からの続き。 咳止めを大量購入しようとした予備校生に対する小野塚の説明をエリアマネージャーは制止。 後日、その少年が咳止めを万引きした際、小野塚は来店した母親に、 彼が市販薬の依存症であると告げ、販売方法の改善をエリアマネージャーに進言しますが…… ちょっと…あのさあ なんで売上につながらないこと頑張るわけ? きみは なに売って給料もらってる身かわかってる? どうしちゃったの 小野塚くん~ それに対する小野塚の言葉は -俺が 薬剤師だからだよ! 第35話「理想の姿」は、若き日の瀬野のエピソード。 2002年4月、24歳の瀬野は数名の仲間たちと共に病院に入職。 その教育担当になったのが科長と同期の陣さん。 「イレッサの積極採用」を巡って、陣さんは科長や担当医と衝突することになりますが…… *** 今巻は、みどりも、小野塚も、陣さんも、みんなカッコ良かったですね!! それにしても、次のことは私は全く知らなかったので、とても勉強になりました。 病棟業務って そんなに仕事多くないんですか? いやいや 服薬とか入院患者の服薬指導とか色々あるけど 患者との面談は何回やっても週一しか算定つかないから ほどほどにって話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.10.23 15:30:16
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