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カテゴリ:スポーツ
副題は『プロ野球名選手「最後の1年」』。
かつてプロ野球選手として大活躍した24人の名選手の現役時代と、 そのラストイヤーに焦点を当てた一冊。 王貞治から始まって、落合博満、長嶋一茂、古田敦也、水野雄二、原辰徳、 石毛宏典、中畑清、掛布雅之、江川卓、田淵幸一、清原和博、桑田真澄、 村田兆治、駒田徳広、定岡正二、西本聖、山本浩二、渡辺久信、ランディ・バース、 ウォーレン・クロマティ、秋山幸二、門田博光、長嶋茂雄という豪華な顔ぶれ。 まだ現役を退くにはもったいないような成績を残しながら引退した選手もいれば、 誰の目にも、もう限界だと思われるまで頑張り抜いた選手もいました。 また、本当に理不尽な引退の仕方を迫られた選手もいれば、 こうしてその記録を振り返ることで、改めてその凄さに気付かされる選手もいました。 *** さて、私が本著の中で最もハッとさせられたのは、次の文章。 過去とは美化された嘘である。(p.3) なるほど…… と頷くしかない、見事なフレーズですね。 そして、最も心に引っかかったのは、 門田選手について記された箇所に出てきた次の文章。 JR東海のCM”ホームタウン・エクスプレス”では、 山下達郎の『クリスマス・イブ』が流れる中、 当時15歳の深津絵里が遠距離恋愛中の彼氏を待つ女の子を瑞々しく演じきり、 これ以降クリスマスはカップルで過ごすイメージが定着する。 山下達郎さんの『クリスマス・イブ』は、つい先日、 「週間シングルTOP100入り連続年数」記録を35年連続に更新したばかり。 そして、深津絵里さんは、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の主役として先週から登場、 18歳の少女を違和感なく演じているところです。 さらに、門田選手が社会人野球時代に在籍していたクラレ岡山は、 『カムカムエヴリバディ』で村上虹郎さん演じる雉真勇が、 岡山で立ち上げた社会人野球チームのモデルになったとも言われています。 この現在進行形の共通項が、今年5月に発行された書籍に一気に登場し、驚愕です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.12.30 15:00:31
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