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『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリさんと原田マハさんの対談。
二人が大好きなアーティストや美術館について語り合います。 ただし、そこに登場する名前は、教科書レベルをはるかに超えるものの連続。 美術を専門的に学んだことのない私には、少々きつかった。 アーティストや美術館については、その都度簡単な説明が挿入されており、 作品の写真も掲載されていますが、対談に登場する全てが掲載されているわけではない。 また、作品名は添えられているのに、作者名が添えられていないのは、少々不親切。 対談を理解しながら読み進めるには、PCで検索しながらでないと難しいでしょう。 *** 私も美術史をベースにしたフィクションを書いていますが、 ほかの作家の方と自分が違うと思えるのは、 美術史に関して普通よりはちょっとだけ詳しくて、 そこにとことん自分の興味があるというところ。 そこに関しては絶対に個性的だという自信がありますし、 表現の強みになるわけです。(p.13) これは、マハさん自身の言葉。 原田マハという作家について、実に端的に言い表していると思いました。 日本でも奈良の興福寺などは、国宝の仏像たちが入り乱れていて、 こんな贅沢なフェスがあっていいのかなって感じがします。(p.149) これも、マハさんの言葉。 この言葉に刺激を受けて、先日、久しぶりに興福寺に行ってきました。 多くの仏像をガラスケースなしで見られる国宝館は、まさに圧巻! 受付で販売されている1冊100円のリーフレットを入手してからの鑑賞を強くお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.09.04 18:02:55
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