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2022.12.25
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カテゴリ:その他
​ 636頁にも及ぶ、ボリュームたっぷりの一冊。
 しかしながら、同じページの中に様々なサイズのフォントが用いられていたり、
 また、余白部分もかなり広かったりするため、読み進めるスピードは速くなり、
 読了までに要した時間は、最初に予想したものより、かなり短くて済みました。

   ***

  自分で勝手に期待し〔①〕
  それに応えなかった相手へ〔②〕
  自分が勝手に怒り始める〔③〕
  全部、独り芝居じゃないか。相手からすると、いい迷惑さ。(p.60)

これは「第2章 怒れるヒーロー」の「人間が怒る、たった1つの理由」に出てくる一文。
この後に「相手の行動は、変えられない。でも自分の期待値は、変えられる」、
さらに「自分にも、他人にも、世界にも、相手にも期待してはいけない」とした後、
「世界は、どうしようもない奴らの集まりだ」と締めくくっており、まさに悪魔の言葉。

  「わたし」が始まる時、いつも同時に「せかい」が始まっている。
  「わたし」のスタートと同時に、目の前には常に「せかい」が起動されている。
  果たしてこの「せかい」とやらは、
  「わたし」が始まる前にも本当にあったのだろうか?(中略)
  問いたいのは、この「わたし」が発生していない時の「せかい」の実在性なのだ。
  そして、それはあきらかに不可能だ。
  「わたし」なしでは、「せかい」を確認する方法がない-。(中略)
  朝のまどろみの中で、「世界は私と同い年」と言った教授の感覚が、
  なんとなく分かった気がした。(p.296)

これは「第8章 『宇宙システム』の始まり」の「世界は脳の中にある」に出てくる一文。
これは、よく分かります。
なぜなら、私も昔からずっと、こんな風なことを考えていたから。
同じように考える人が他にもいたんだと、ちょっとした感動すら覚えました。
自分の目の前に見えたり、聞こえたり、感じているものしか、
自分にとって『真に確かなもの』などないわけですから。

でも実は、目の前に見えてたり、聞こえたり、感じていると感じているものですら、
『真に確かなもの』とは言えないのかもしれません。
ただ、そういう風に脳が情報処理するよう、何者かに仕向けられているだけ……
この「せかい」は、まさに映画『マトリックス』のような、ただの仮想現実なのかも。
本著を読んでいて、また『クラインの壺』を思い出してしまいました





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Last updated  2022.12.25 16:41:25
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