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カテゴリ:文芸
![]() ゴッホとゴーギャンを中心に19世紀のフランス絵画史研究を続ける高遠冴。 そこに50代の女性が現れ、ゴッホを撃ち抜いたという一丁の拳銃を持ち込むと、 その真贋を明らかにすべく、冴はゴッホに関わる場所を次々に訪れることに。 *** 本作は、オーヴェールの畑で見つかったリボルバーとゴッホ他殺説を主軸に据え、 ゴッホとゴーギャン、さらにゴッホの弟・テオとの交流の日々を丁寧に描きつつ、 そこにタヒチの少女を絡めることで、極上のミステリーに仕上げています。 最後に明かされる、このお話の鍵を握っていた人物には、誰もが驚かされることでしょう。 ゴッホとテオの二人は、『たゆたえども沈まず』でも描かれていましたが、 本作では、そこにゴーギャンが加わることで、より立体的な仕上がりになっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.15 09:45:44
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