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2024.02.18
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カテゴリ:教育・子育て
​ 副題は「毒親育ちのあなたと毒親になりたくないあなたへ」。
 中野信子さんによる一冊で、2020年3月に刊行されたもの。

 本著の中には、随所に著者自身の複雑な思いや感情が溢れ出ていると感じます。
 以前読んだ『なんで家族を続けるの?』では、内田也哉子さんとの対談で、
 自身の家族についても色々と語っておられるのですが、
 その内容を知ったうえで次の記述を読むと、それがひしひしと伝わってきます。

  個人的なことをなるべく書かないようにしてはいますが、
  それでも、ちくちくと自分の心を刺してくる思い出したくないものが、
  予期せず記憶の中によみがえってくるのを制するのには骨が折れました。
  両親とは特筆すべき大きな確執があったわけでもなく、
  二人ともいたって平凡な人物であったにもかかわらず、
  それでも子として傷を受けているのですから、
  世の中の大多数の人は何らかの解決できない思いを
  親に対して抱えているものと考えるのが自然であるように思います。(p.3)

ごく個人的に聞いた自身の友人や後輩の話を、「毒親」の例としていくつも採り上げてみたり、
六本木ヒルズの森タワー入口にある巨大な蜘蛛の彫刻の女性作者の母親に対して、
彼女が行動することを妨げていた状況を慮ることがほぼなかったりすることに、
この問題に対する著者の思いや感情の本質が見られる気がします。

先日読んだ『バカと無知』に出てきた
『記憶はある種の「流れ」であり、思い出すたびに書き換えられている』という言葉や
「トラウマ治療が生み出した冤罪の山」や「トラウマとPTSDのやっかいな関係」に
記されていたことが、本著を読みながら、何度も頭に浮かんできました。

『「毒親」の正体』『母という病』等を、併せ読むことをお勧めします。





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Last updated  2024.02.18 18:08:45
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