|
カテゴリ:社会・政治・時事
![]() 本著を手にしましたが、本著はあくまでも「小説」。 贈収賄事件の物証として主役となるべき株券がスイスの地下大金庫で見つかり、 かつての上司から依頼を受けた「私」が、調査を進めていくという設定です。 ただし、事件に関わる人々は実名で登場、その主軸となるのが河合良成。 郷誠之助との出会いや、日本相場史上空前の大策士・天一坊こと松谷元三郎との激闘、 番町会設立と永野護、伊藤忠兵衛、岩倉具光、正力松太郎、渋沢正雄らとの交流、 「鈴木商店、東京の番頭」と呼ばれた福原憲一との帝人株を巡る攻防等が描かれていきます。 どのエピソードもリアリティに溢れ、とてもスリリングなものですが、 鍵を握るのは、福原憲一と東京地検主任検事・黒川悦男、河合良成、小林中、 そして、この作品のためのキャラクターであるステファン・デルツバーガーです。 が、この作品はあくまでもフィクション、実際の帝人事件の真相は未だ闇の中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.06 12:53:52
コメント(0) | コメントを書く
[社会・政治・時事] カテゴリの最新記事
|