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ビジネス便利屋兼ライター 永嶋信晴のブログ

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2019年11月02日
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カテゴリ:国内旅行365

こんにちは。

 

本日は、久しぶりに「​おもしろ歴史ウォーキング 東京編2​​​​」からのネタです。




 

東京といっても、高層ビルや下町の商店街などの景観だけではありませぬ。壮大な川や水門、地方都市を思わせる神社仏閣と民家のコラボも景観も楽しめるのですよ。

 

…ということで、今回、ご紹介するのは、第7章の『 荒ぶる川・荒川沿いの歴史スポットとパナマ運河の工事に参加した技師がてがけた水門を巡る旅  東京都北区 』

 

諸事情があって、冒頭の部分だけですが…。

 

それでも、普通のブログの記事としては多いかも。

 

すべての記事は、こちらですよ。

 

是非、本書もご覧いただければ幸いです。

 

1.荒川のほとりには、歴史・風俗のある神社仏閣がいっぱい

 

今回は、東京都北区を歩きます。北区は、地下鉄南北線の開通とともに、神奈川や城南地区から一本で行ける場所になりました。

日光御成道とも呼ばれる岩槻街道・岩淵宿があった場所で、古い神社仏閣はもちろん雄大な水辺の景観も楽しめるのですよ。久しぶりに、雄大な川の景観を眺めて、パワーをもらおうと思ったのです。

 

ウォーキングのスタートはメトロ南北線志茂駅。志茂(しも)とは面白い地名だと思って調べてみたら、荒川の渡し場があった岩淵宿の下流に位置しているからという説がありました。下(しも)が志茂になったのですね。事実、近くに「上」、後に「加美(かみ)」と呼ばれる地名もあったそうですよ。

 

それはともかく、下町の面影の志茂銀座商店街を歩き、最初の目的地・西蓮寺へ向かいます。




 

境内は掃除が行き届いており、心が洗われる気分になりました。やはり、身の回りを清潔にしておくことは大切なのだと実感。帰ってから、散らかり放題の部屋を片付けねばと思った次第です。




 

歴史あるお寺で、鎌倉時代初期や室町時代の仏像が安置されているそうですね。

 

しばらく歩き、川のほとりに神社を見つけました。ここは熊野神社。




 かつての下村(現在の志茂)の鎮守だそうな。現在のコンクリートの本殿は昭和43年に改築されたもの。隣にある古い社殿は、旧本殿で、文政5年(1822)に造られたらしい。





 

この神社には、「白酒祭」という珍しい神事が伝えられているそうなんですよ。毎年2月に、総代たちが弓矢で、直径1.8メートルの「鬼」と書かれた的を射抜き、その年の吉凶を占うとのこと。

 

その後に白酒(甘酒)と短冊形の切り餅が参拝者にふるまわれるとか。23区でこのような神事がずっと続いているのは珍しいですね。ちなみに、北区の無形民俗文化財(風俗慣習)に指定されているそうですよ。

 

2.パナマ運河の工事に参加した技師がてがけた旧岩淵水門

 

熊野神社から新河岸川にかかる志茂橋をわたって荒川治水資料館を見学します。

 

ここは、荒川について多面的に知ることができる資料館で、3階はギャラリー、2階は常設・企画展示とライブラリー。1階には、荒川に生息する魚類が見られる水槽などがありました。

 

資料館を出て、荒川の河川敷に出ると、巨大な赤い建造物が…。





 これが、旧岩淵水門ですか。荒川はかつて、度々大水害を起こしたそうで、とくに明治43年の大水害は被害が大きかったらしい。荒川のネーミングの由来は、荒ぶる川だからだそうですからね。




 

 

そこで、荒川放水路(現荒川)の開削と、隅田川への流量調節のための水門建設が急務になったのですか。難工事の末、岩淵水門は大正13年、荒川放水路は昭和6年に完成。

 

完成には、パナマ運河工事に参加した主任技師・青山士の尽力が大きかったと、さきほど見た荒川治水資料館では伝えていました。ちなみに、平成11年に東京都選定歴史的建造物に指定されたそうですね。




 水門は歩行者や自転車が渡れる橋として解放されており、近くで見るとその大きさが実感できます。





 荒川の中に浮かぶ小島のような水門公園からの眺めは素晴らしかったです。

 水門公園から下流を眺めると、これまた巨大な青い橋が…。




 

 

 

これは、新岩淵水門と言って、昭和57年に新たに作られた水門。現在は、こちらが荒川と隅田川とを仕切る水門としての役目を引き継いでいるのですな。こちらも近くで見ようと、河川敷をテクテク歩きます。

 

この辺りは、荒川と隅田川、新河岸川の分岐点。荒川上流からの流量が増えたら岩淵水門を閉め切って、隅田川の洪水を防ぐらしい。






 

昭和の水門は、大正の水門よりさらに巨大で迫力がありました。

 

3.鉄道ファンに人気の神社がある

 

河川敷を上流に向けテクテク歩き、岩淵橋を渡って市街地へと戻ります。

 

北本通りには、23区唯一の造り酒屋という小山酒造。そのすぐ近くに正光寺がありました。





 境内には高さ10メートルの青銅製の聖観音菩薩像が立っています。青空をバックに神々しさを感じますね。


 

 

JRの高架の下を通り、左手の小高い丘を目指して登って行くと立派な神社がありました。ここは、赤羽八幡神社。




 

奈良時代、坂上田村麻呂が東征の途中で陣を張り、勧請したのがはじまりと言われる由緒ある神社なのですな。「勝負事の神」としてスポーツ選手や受験生の参詣が多いとのこと。

 

この神社はそれだけではなく、鉄ちゃん御用達の神社としても有名らしい。

 

 

(以下、「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2​」に続く)

 

このあと、境内の展望スポットから、東北・上越新幹線、京浜東北、東北本線、埼京線などの電車が引きも切らず走っている姿を眺めました。




 

鉄ちゃんでなくても、さまざまな色や形の車両が目の前を通り過ぎていく光景は楽しかったです。

 

ほかにも、都会の真ん中で、山里の風景が楽しめる赤羽自然観察公園の古民家など、見どころが目白押し!

 

東京の歴史ウォーキングの醍醐味が味わえる続きは、是非、​​こちら​​をご覧いただければ幸いです。

 

​​おもしろ歴史ウォーキング 東京編2​​




 

(参考)

目次より

第1章 赤丸急上昇の人気お花見スポット・目黒川と新旧の名建築、空中庭園 東京都目黒区・渋谷区
1.少しセンチメンタルな気分になるお花見スポット・かむろ坂
2.昭和の竜宮城といわれた目黒雅叙園
3.目黒川沿いの公園も、見どころがいっぱい
4.目黒川・桜の絶景とめぐろ歴史資料館
5.建物自体が芸術作品の目黒区総合庁舎
6.渋谷にも古墳がある
7.オシャレな町にある大正時代の名建築・旧朝倉邸
8.西郷さんゆかりの西郷山公園と菅刈公園
9.目黒には、現代のバビロンの空中庭園がある

第2章 都内随一といわれる藤の名所・亀戸天神と大正時代の古民家を巡る 東京都江東区・墨田区
1.亀戸のカメにまつわるエトセトラ
2.駅前に立つガメラとラドンが合体?したモニュメント
3.銭形平次御用達?の工場跡がある
4.都内随一の藤棚が満開の亀戸天神
5.由緒ある寺院と下町散歩が楽しめる
6.エコライフの先駆けだったすみだ環境ふれあい館
7.江戸時代の農家と町屋の姿を合わせもつ旧小山家住宅
8.存在感のある亀戸大根の碑が立つ亀戸香取神社

第3章 新選組副長土方歳三も訪れた都内に現存する唯一の本陣・日野宿本陣  東京都日野市
1.新選組の故郷として注目を集める日野
2.峠の茶屋のような駅舎が魅力の日野駅
3.都内に現存する唯一の本陣の建物がある
4.土方歳三が昼寝をしていた部屋がある
5.新選組の少年隊士をかくまっていた部屋がある
6.明治天皇が行水に利用された桶がある
7.新選組のルーツの場所のひとつ・日野宿本陣の道場
8.大河ドラマの新選組配役にまつわるエトセトラ

第4章 日野時代の新選組の足跡と土方歳三の生家、菩提寺・高幡不動を歩く 東京都日野市
1.近藤勇や井上源三郎、沖田総司らが奉納した天然理心流の剣術額がある八坂神社
2.新選組6番隊長井上源三郎の資料館がある
3.新選組の育ての親・佐藤彦五郎のお墓がある大昌寺
4.ダンダラ羽織を着て写真が撮れる新選組のふるさと歴史館
5.ハイカラなお屋敷にある土方歳三資料館
6.昔からイケメンぶりが評判だった土方歳三
7.石田地区は、土方家がたくさん
8.土方歳三の菩提寺は、関東三不動の一つ高幡不動
9.八十八カ所巡拝コースになっている高幡城址

第5章 城跡、代官屋敷、古刹、風習、カラフルな電車観光スポットの定番がてんこもり! 魅惑の世田谷紀行
1.江ノ電みたいなかわいい電車が走っている
2.キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり!
3.ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線

4.吉田松陰のイメージそのままの清潔感が漂う松陰神社
5.世田谷区にまつわるエトセトラ
6.400年以上の歴史を誇る世田谷の伝統行事・ボロ市
7.重要文化財の代官屋敷がある
8.住宅街に痕跡が今も残る巨大城郭・世田谷城
9.井伊直弼の墓がある招き猫でも有名なお寺とは
10
.世田谷城主・吉良家の墓がある勝光院

第6章 住宅街のど真ん中に広がる農場・演習林、歴史と緑に恵まれた公園と多摩六都科学館を歩く 東京都西東京市
1.田無市と保谷市が合併して誕生した西東京市
2.名主の善政を伝える碑と蔵がある
3.横綱やベストセラー作家ゆかりの田無神社
4.三つの寺が合併してできた田無山総持寺
5.住宅街の真ん中に広がる牧場風景
6.火・金だけの開館だが、周りの景色が魅力的な農場博物館
7.武蔵野の多様な植物を体感できる東京大学田無演習林
8.西東京市の公園はどこも緑がいっぱい
9.外から楽しみたい西東京のシンボル・スカイタワー西東京
10
.平成253月に全面リニューアルされた多摩六都科学館
11
.ギネス世界記録に認定されたプラネタリウムがある

第7章 荒ぶる川・荒川沿いの歴史スポットとパナマ運河の工事に参加した技師が手掛けた水門を巡る旅 東京都北区
1.荒川のほとりには、歴史・風俗のある神社仏閣がいっぱい
2.パナマ運河の工事に参加した技師がてがけた旧岩淵水門
3.鉄道ファンに人気の神社がある
4.都会の真ん中で、山里の風景が楽しめる赤羽自然観察公園

第8章 将軍徳川綱吉が58回以上訪れたといわれる名園・六義園を歩く 東京都文京区
1.『古今和歌集』の世界を再現しようとした庭園
2.冬でも桜の季節の見事さを実感できる枝垂桜と池を望む絶景
3.回遊式築山泉水庭園の魅力を満喫できる景観
4.荒れた庭園を三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が整備
5.江戸の百名山に数えられた山がある

第9章 桜を背景に、ロマネスク様式の大聖堂と23区内最古の木造建築を眺め、都内有数の桜の名所・洗足池にいたる極上桜散歩 東京都目黒区・品川区・大田区
1.ボート遊びや動物とも触れ合える碑文谷公園
2.昔の農村風景を今に伝えるすずめのお宿緑地公園
3.有名なアイドル歌手結婚の舞台となったサレジオ教会
4.地名の由来になった石のある碑文谷八幡神社
5.23区内最古の木造建築がある円融寺
6.桜のトンネルが1キロも続く西小山桜並木通り
7.東京タワーと東京スカイツリーがコラボで見える?小山八幡神社
8.千束と洗足にまつわるエトセトラ
9.都内有数の桜の名所・洗足池
10
.勝海舟のお墓がある
11
.洗足池は歴史スポットもいっぱい
12
.すっぽんも住む洗足小池






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最終更新日  2019年11月02日 15時21分56秒
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