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カテゴリ:国内旅行365
こんにちは。
本日は、4か月ぶりの「おもしろ歴史ウォーキング」シリーズ新刊本のお知らせです。
タイトルは、「 おもしろ歴史ウォーキング 相模・伊豆国編 」。
本書は、ご好評をいただいている「東京編」、「東京編2」、「東京編3」、「神奈川編」、「首都圏編」、「関東編」、「最新関東編」に続く第8弾です。
なぜ、「神奈川・静岡編」ではないのかと思われるかもしれませぬ。
それは、今回ご紹介するスポットが、かつての相模国、伊豆国に密接にかかわってくるからです。
たとえば、三島市は、新幹線の停車駅として東海道のイメージですが、かつては伊豆国の国府が置かれていました。神奈川県の海老名市も、相模国の国分寺があった場所ですね。
今回の本のもっとも大きな特徴は、すべての記事が書き下ろしであること。
私のパソコンの中には、まだ記事にしていない歴史スポットの写真が大量にあるのですよ。数えてみたら、50ヵ所以上も…。
中には、是非ご紹介したいお勧めスポットも多数ありました。いつかは書こうと思いつつ、日頃の忙しさにかまけて、なかなか手がつけられなかったのです。
ところが、コロナ禍で自粛生活が続き、ようやく記事を書くための時間をとることができました。すべての記事は、2018年から2019年にかけて取材したネタと写真をもとに、新たに書き下ろしたものです。
その中で今回は、神奈川県と伊豆の歴史観光スポットに絞ってご紹介させていただこうか、と。
もちろん今回も、一緒に散歩しているような臨場感が出せるよう、数多くの写真と、過去最高の4万9千文字の文章のバランスに配慮しました。
市販のガイドブックに載っている観光スポットもありますが、歴史に興味のある人なら立ち留まってじっくり眺めたくなるポイントの紹介に多くの文章を割いています。
特に、戦国の城については、シリーズ中屈指の内容です。
日本100名城の山中城、北条早雲ゆかりの韮山城と大庭城、謎の多い城と言われる深見城と中和田城については、自分なりの解釈を加えながら詳細にご紹介しました。
ほかに、世界文化遺産の韮山反射炉や大河ドラマに登場した江川邸、古代の寺院や役所跡、古墳、貝塚などの歴史スポットの紹介も充実しており、誰でも歴史散歩の楽しさが満喫できるのではないでしょうか。
歴史ファンにとって、ウォーキングと歴史探訪の相性は抜群だと言えます。誰でも、司馬遼太郎の「街道をゆく」の気分で、歴史スポットをさまざまな解釈を加えながら歩く楽しみがあるのです。
新型コロナウイルスの猛威で、外出の自粛が続く中、少しでも外を歩く気分を味わっていただければ幸いです。
皆さんも、本書で歴史ウォーキングの新たな楽しみ方を発見してみませんか。
「 おもしろ歴史ウォーキング 相模・伊豆国編 」。
ちなみに、目次は以下の通りです。
第1章 和泉川沿いに点在する鎌倉時代の武将・泉小次郎の遺跡と横浜市内で唯一残る製糸場を歩く 神奈川県横浜市 1.泉区の名に恥じない、駅前に広がる地蔵原の水辺風景 2.執権北条氏の打倒を図った泉小次郎ゆかりの須賀神社と長福寺 3.鎌倉時代の館か、南北朝時代の城かで迷う中和田城 4.「手づくり郷土賞」受賞の和泉川親水広場と心癒される神社仏閣めぐり 5.横浜市内で唯一残る製糸関連の遺構と♪森と泉に~囲まれた天王森泉公園 6.境川における東泉寺・琴平神社の深い関係と富士塚城跡の謎 第2章 源頼朝の蛭ヶ小島、北条早雲の韮山城、江川太郎左衛門の江川邸がセットで楽しめる韮山を歩く 静岡県伊豆の国市 1.源頼朝と鎌倉北条氏、後北条氏発展の舞台になった韮山 2.源頼朝が配流された場所と伝わる蛭ヶ小島 3.3千6百の兵力で、4万4千の豊臣方の攻撃に約100日間持ちこたえる 4.戦国時代とともに生き、その終わりとともに終焉を迎えた韮山城 5.戦国の城の迫力を今に伝える土塁と急斜面 6.富士山の絶景を独り占めできる韮山城の本丸 7.お台場の築造に大きな役割を果たした江川太郎左衛門 8.大河ドラマ「篤姫」「西郷どん」や「JIN-仁」などのロケに使われた江川邸 第3章 世界文化遺産・韮山反射炉とそれに匹敵する観光スポットに育つことを期待したい伝堀越御所、北条氏邸 静岡県伊豆の国市 1.頭を空っぽにしながらでも楽しめる担庵公思索の道 2.「世界文化遺産・明治日本の産業革命遺産」として東日本で貴重な韮山反射炉 3.実際に鋳鉄の溶解が行われた反射炉としては、世界で唯一現存する遺構 4.北条時政建立の願成就院は、運慶作の国宝仏を所蔵 5.「箱根の坂」や「里見八犬伝」に登場する堀越公方の御所があったとされる場所 6.意味深な溝や石が点在する北条氏邸跡 7.北条氏邸の跡に建つ、北条一族の菩提を弔う寺院・円成寺の跡 第4章 古代から近世の歴史スポットが満載! 歴史散歩の王道が満喫できるウォーキングコース 神奈川県川崎市 1.古代と中世の歴史スポットがいっぱいのウォーキングコース 2.7世紀末に創建されたと推定される関東の正倉院・影向寺 3.古代橘樹郡の役所跡に作られた眺望の良い古代の丘緑地 4.弟橘媛伝説と古事記との関連が興味深い子母口富士見台古墳 5.川崎の内陸部まで海が広がっていたことを示す子母口貝塚 6.思わず血圧が上がる江戸時代の領主の暴挙と癒しの「農の景色」 7.土塁か、古墳か、人によって見え方が違う井田城跡 第5章 三島駅前の観光スポット・楽寿園は、装飾絵画で彩られた建物と絶景の溶岩庭園が素晴らしい 静岡県三島市 1.かつて伊豆国の国府が置かれた三島市 2.三島駅徒歩3分で、観光客のさまざまなニーズに対応できる楽寿園 3.国の天然記念物および名勝に指定されている絶景の庭園 4.旧東海道を両側から扼するために作られた山中城 5.城が未完成のまま豊臣の大軍を迎え、多くの武将が壮絶な戦死を遂げる 6.ダブルボギー確実の岱崎出丸の巨大な畝堀 第6章 ビジュアルでは、石垣の城に負けない土の城・山中城と伊豆国の一宮・三嶋大社を歩く 静岡県三島市 1.豊臣の大軍と激闘が行われた日本百名城・山中城 2.ビジュアルで石垣の城に負けない、山中城の畝堀と障子堀 3.豊臣軍との攻防戦時の様子が気になる西の丸 4.傾斜地にある二の丸と二段構造になっている本丸 5.厳重に守られ、本丸より標高の高い場所にある北の丸 6.半日で落城した山中城と百日持ちこたえた韮山城の要害度に関する一考察 7.伊豆国一宮・三嶋大社と水辺の景観が美しい白滝公園 第7章 歴史スポットは相模国分寺跡だけじゃない! 巨大古墳に中世の武士の館跡がてんこ盛りの海老名を歩く 神奈川県海老名市 1.七重塔がそびえたつ海老名中央公園 2.船つなぎ用の杭が育った伝説がある海老名の大ケヤキ 3.歴史好きがスルーするのはもったいない、ひさご塚古墳と浜田歴史公園 4.全国的に珍しい建物の配置があったという相模国分寺跡 5.京都の東寺の五重塔より高い七重塔があった 6.大正7年に作られた村役場庁舎を活かした郷土資料館がある 7.パンダとネギでも注目を集めた相模国最古級の有鹿神社 第8章 戦国の城ファン必見の深見城と緑深い水源地を中心に広がる泉の森公園をめぐる旅 神奈川県大和市 1.大和市のネーミングと銀行合併の意外な関係 2.明確な遺構が残るものの、資料が少ない謎の城・深見城 3.当時の縄張りをイメージできる戦国ファンにとって貴重な城 4.日本の原風景とエキゾチックな橋のコラボが魅力の泉の森公園 5.古民家の間取りの変化が理解できる大和市郷土民家園 第9章 戦国関東のスーパースター太田道灌、北条早雲にかかわる大城郭・大庭城を歩く 神奈川県藤沢市 1.ゴージャスなススキの群落に出会える引地川親水公園 2.後北条氏の城の特徴?が気になる裏門公園 3.縄文時代から、人々の生活の舞台であった大庭城 4.いったい誰が、こんな大城郭を作ったのか 5.大庭城にまつわる悲しい伝説が残る舟地蔵 6.もうひとつの大庭神社と裏山に大庭景親の居館があったと伝わる宗賢院 7.はるか彼方に江ノ島の絶景が見える伊勢山公園
…ということで、
『 おもしろ歴史ウォーキング 相模・伊豆国編 』 それは、こちらです。
ご興味のある方は是非。
よろしくお願い申し上げます。
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最終更新日
2020年08月21日 15時03分14秒
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