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井原線ふるさとじゃ~ナル

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2021.11.20
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カテゴリ:★自然観察
11月20日(土)晴れ
 私の事務机のそばの窓際に置いている水槽はもう1年以上水替えをしていない。時々蒸発した分を刺し水するだけだ。
 この水槽の住人は数匹のメダカと無数のエビたちだ。彼らの世界はこの小さな34㎝×22㎝×18㎝の水中だけだ。彼らは繁茂する水草の中でそれぞれの命を謳歌している。メダカ君は数を減らしているが生き延びている。エビ君たちときたら溝で採ってきたヌマエビだが個体数は数十倍になっている。

 ズボラな私にはこれほど飼いやすい生き物はいない。水槽の側壁のガラスに緑の藻が繁殖して中の様子が見にくくなると乱暴に歯ブラシでゴシゴシと掻き落とし水は濁るが水替えをしない。すべてお掃除はエビ君がきれいさっぱり汚れとなった微細な藻を食べてくれる。1時間もすればきれいな水になる。
 水中の酸素濃度は昼間にブクブクと水草から放出される酸素で賄われている。
 水草が生産する酸素は水槽内だけでなく少なからず部屋の空気にも還元してくれている。
 この水槽という小宇宙では水草とエビとメダカがバランスよく酸素と二酸化炭素を交換し循環して成り立っている。
 これを宇宙船地球号に置き換えて考えるとエビやメダカを人間や動物とし、水草が森の木々など植物、海の中の海藻やサンゴとすれば、すこぶる二酸化炭素を排出する人間のエゴが目立つ。二酸化炭素を吸収し酸素を生産してくれている森やサンゴが破壊されバランスは成り立たなくなってきている。
 少子化問題を解決する唯一の方法は森やサンゴを復活して宇宙船地球号を人や動物が住める惑星として残すことだ。
 「小さき水槽物語」のバランスを忘れては地球上の生物は生きられなくなる。





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最終更新日  2021.11.20 22:13:50
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