深い絆で結ばれた「ウルトラマンメビウス」エース、再び!ヤプールとの最後の戦い編
いよいよ「ウルトラマンメビウス」も最終章へ向かって行きます。第44話からは暗黒四天王との戦いにエース、ジャック、セブン、初代マンと順番にゲストに迎え、正に真の決着つけるべく物語は進んでいきます。 暗黒四天王のメンバーは悪質宇宙人であり四天王の智将を司るメフィラス星人。異次元超人であり邪将を司る巨大ヤプー。冷凍宇宙人であり豪将を司るグローザム。策謀宇宙人であり謀将を司るデスレムの四人で構成されている。そして、一番最初に動いたのはヤプールであった。ヤプールは劇場版でもウルトラ兄弟と戦いを繰り広げたが、死んではいなかったのだ。ヤプールの策略によりミライとGUYSの仲間達は分断され、ミライはタケナカの孫娘であるジングウジ・アヤ(演・いとうあいこ氏)と悪どいゴシップ週刊誌の記者ヒルカワ(演・加藤厚成氏)と共にヤプールの手によって荒廃した異空間へと飛ばされてしまっていた。 その頃、GUYSのメンバーはフェニックスネストで月面まで来ていたが、謎のエンジン不良で全く身動きがとれなくなっていた・・・。異空間では人間に化けたヤプールがミライを人間不信に陥らせようとしていたが、ミライはそれでも己の意志を見失うことなく、敢然とヤプールに戦いを挑もうとする。月面では一向に成す術がない、GUYSのメンバー達。だが、マリナの耳には1人の男の声が届いていた。そう、その男の名は「北斗星司」であった。エンジンが作動しないのは月面にある石柱である事を知ったマリナはリュウと共にガンスピーダーで出撃した。 異空間では遂に姿を見せた巨大ヤプールとメビウスが戦いを繰り広げていた。ヤプールに立ち向かうメビウスだが、異空間に飛ばされる前に戦ったメビウスキラー戦で体力を激しく消耗していたので、思うように戦うことが出来ない・・・。月面でもピンチは迫る、ガンスピーダーで出撃したリュウとマリナは嘗て月星人を滅ぼしたルナチクスに遭遇してしまった。薄れゆく意識のメビウスに北斗のメッセージが届いた。自分も嘗て、南 夕子と共に戦っていたが、彼女が月に帰らなくてはならなくなり、1人で戦うことになった。それでも心の中でいつも夕子の存在を感じていた。例え、離れ離れになっても仲間は常に自分の心の中にいるという事を伝えたのだ。メビウスも北斗のメッセージを聞き、残されたパワーを振り絞り立ちあがった。そして、北斗は月面で危機に陥った弟の仲間を救う為に変身する。心に夕子の存在を感じながら・・・「行くぞ、夕子!!」 ウルトラマンAに変身した北斗は月面で暴れまわるルナチクスの前に立ちはだかった。月面を舞台に再び、エースとルナチクスの戦いが始まった。エースの登場で危機を脱したマリナ達は石柱の破壊に成功する、再び起動するフェニックスネストは地球へと向かっていく。エースは必殺のメタリウム光線でルナチクスを撃破した。エースの勝利に呼応するかのように、メビウスもバーニングブレイプへと転身し、巨大ヤプールを倒すことに成功。ヤプールは「皇帝」と謎の言葉を残して完全に消滅した・・・・。ヤプールを倒したことによって元の世界に戻れたミライだが、分が悪い事に自身の正体をヒルカワに知られることになってしまった・・・。ルナチクスとの戦いを終えたエースは地球を見つめながら1つの願いを話した。「優しさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえ、その気持ちが何百回、裏切られようとも・・・それが変わらぬ私の願いだ・・・」北斗の姿に戻ったエースの前に心の中でいつも支えていてくれた女性が現れた・・・そう、南 夕子である。因みに、星 光子氏も久しぶりのウルトラシリーズの客演である。再会した、北斗と南・・・2人に余計な言葉いらない・・・ただ、お互いにその手を重ね合えば心が通じ合えるから・・・。感動の「ウルトラタッチ」です!!ヤプールを倒したメビウスだが、まだ四天王は3人残っている。まだ、油断は出来ない・・・更なる試練がミライに待ち受けるが、仲間と兄弟と共に乗り越えていく。それでは次回「デスレムの策略!帰ってきたウルトラマン!!編」でお会いしましょう。次もぶっちぎるぜ!!