|
カテゴリ:食生活
私は、この年齢(67年生まれ)にしては、かなり「お菓子」のトレンドに詳しい。
もともと、スーパーであれ百貨店であれ、買い物という行為自体が好きなのだが、こう仕事が忙しいとまともに食事をしに行く時間がとれないので、ほぼ毎日オフィスの近くのにコンビニに食料を調達しに行くことになる。一応、メインの食事としては弁当なりパンなりを買うのだが、「どうせ今夜も2時3時までかかるなぁ」という時には、夜食というか非常食として、カンタンに食べられるお菓子をいくつか買って帰ることが多い。というわけで、当然ながら毎日のようにお菓子の棚をウォッチングしているのである。 そこで今日は、妙な新商品を発見した。「なんだコレは?」と思い手にとると、商品名『カバヤ 冬鍋 すき焼きプレッツェル 100円』とある。パッケージの写真を見ると、牛肉やネギや豆腐が旨そうにぐつぐつと煮える鍋の真ん中に、まるで「どうだ!」と言わんばかりに、プレッツェルが2本そそり立っている。 なんだ。だからどうしたというんだ!デフレで給料もボーナスも下がりっぱなしで、どうせすき焼きも食えない貧乏な日本人はこれでも食っておくがいい、とでも言いたいのか?ヒトを小馬鹿にするのにもほどがあるぞ、カバヤ!なんて貧困な発想なのだ。 『今まで誰も食べたことがない「すき焼きのプレッツェル」です。』って、当たり前だろうがそんなもん!なに、『肉のエキスを配合し、すき焼きのつゆ「割下」仕立ての味わいに仕上げました。ねぎも練りこむことにより、すき焼きの風味をさらに演出しました。』だって?・・・ごくり。まぁどのぐらいバカバカしいか、念の為、買ってみるか。 早速、食べてみる。ポリポリ。ポリポリポリ。・・・ん。一応、ほのかにすき焼きのダシの味が。ポリポリポリ。うーむ、これは結構イケるかも・・・。牛肉こそ入っていないものの、パッケージ写真をじっと見つめながら食べていると、不思議なことにまるで自分が鍋からすき焼きを食べている気分になってきたぞ。ポリポリポリ。「(隣の後輩に)おい、これなかなかうまいぞ」。 いやぁ、さすがカバヤさん、商品開発の企業努力、ご苦労さまです!イヤこりゃ参った参った。とか言って、結局カバヤさんの戦略にまんまとハメられて、本当に貧困な食生活なのは、このわたくしです。本物のあったかいすき焼きが食べたいよう。 ※ちなみに「湯豆腐プレッツェル」というのも出ているらしいが、こっちの方がさらに気になる。カバヤさん、チャレンジャーですな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[食生活] カテゴリの最新記事
|
|