遺産より、もっと大きなもの・・・!!
資産数兆円といわれる航空会社会長・荻島茂の自宅で、タバコの火の不始末が原因とみられる火災が発生。
消防は、現場で一酸化酸素中毒が原因と見られる荻島の死体を発見した。
だが、その顔に鋭い刃物による切り傷があったことから、警察庁は、第九に荻島の脳のMRI捜査を命じた。
死亡する直前の荻島の視線を追った青木、天地、小野木田らは、寝室の棚にある模型飛行機を触った荻島が、"全財産を沖名潤に渡す"と記した自分の遺言状を見るのを確認。
その後、睡眠導入剤を飲んだ荻島は、吸っていた葉巻を灰皿に置いたまま眠りに就いていた。
独断専行のワンマンとして知られる荻島は、妻・聡子、正利、由里子という2人の子供との四人暮らし。
だが、荻島の視線を調べた第九の面々は、よほどの人間嫌いなのか、家族を含めた全ての人間の顔がのっぺらぼうになっていることに気付き、ア然となった。
荻島が自殺をほのめかしていたという正利。
単なる不注意に違いないという聡子。
荻島の死因は、家族の中でも意見が分かれた。
遺言状に名前があった沖名潤は、母・沙耶子がスナック勤めをしている14歳の女のコだった。
沙耶子と潤は、荻島とは面識がないと言う。
また、荻島が仕事の合い間に、ふらりと川沿いの場所を散歩していたことも判明。
さらに、会社の経営を巡って正利と対立していた荻島が、遺産を家族に渡さないと常々公言していたことも明らかになった。
裁判所がMRI捜査で明らかになった遺言状を有効とする判断を下す中、薪は、潤にある頼みごとをした。
それは、資料と荻島の記憶を元に、その散歩道を実際に歩いてもらうこと。
まもなく、潤を地図に沿って歩かせた第九の面々は、意外な犯人と、荻島と潤の思わぬ接点に気付いて--。
今回はオリジナルなのかな?
4巻はまだ読んでないので分かりませんが・・・。
知らない話なだけに逆に客観的に見れました(^^;)
今回は火事の現場から発見された死体の解析
資産家だった男・荻島。
だが彼の顔に傷があった事から他殺ではないかという線が出てきたのだ!!
早速脳を調べるも、彼の記憶・・・見ている映像が時々途切れる。
それは彼の記憶が時々飛んでいるという証拠。
だが記憶の中から出てきた彼の遺言状。
そこには息子の名前でもなく、ある少女の名前が書かれていたのだ!!
そして・・・奇妙なことに彼の脳の映像には人の顔が映っていないのだ!!
つまりのっぱらぼうってこと。
彼には人の顔が見えないのか?
荻島は相当の人間嫌いだったようで・・・。
では彼は自殺なのか?
息子は「死にたい」と漏らしていたというし、妻はそんなことは絶対しないというし・・・。
意見の食い違い。
これはどういうことなのか??
そして遺言状に書かれた沖名潤という少女。
この母親がとっかえひっかえ男を変えて、あまつさえ娘のいる家にまで連れてくるようなどうしようもない女
金があれば・・・って金のことしか考えていないような人間なんだよね。
でもなんでこの子に全財産を譲るって?
しかも面識もないようだし。
その他、会社経営で息子と揉めて、対立していたという話も出てきたのだ。
仕事一筋で、だから逆に人の顔が見えなかったというひとりぼっちの老人だったってことか・・・
でも死亡した人物のMRIによって発見された遺言状が認められるとは!!
これは驚いたわ~!!
だって顔が見えないくらい人間を信用していないような人が書いたものでしょ?
信憑性には欠ける気がするんだけどなぁ・・・。
そりゃ当然遺族は無効を訴えるよな。
でもこの苦労してそうな少女・潤には遺産あげたいけど、母親には渡したくないよね(^^;)
そして薪は潤に地図を渡し、生前荻島が散歩していた道を歩かせたのだ。
後からそれをつける薪たち。
更にその後をつけていた・・・男。
そして潤は見た川原の光景は・・・。
佇む潤を、背後から襲ってきた男。
それをねじ伏せたのは・・・なんと潤に変装した薪!!
ひょえぇぇぇ!!
ミニスカはいてるよ、薪しゃん(><)
これが美人さんなら萌えなのにっ!!(うわぁぁぁん)
ま、小柄な薪だからこそ出来る変装だけど・・・よくあの短時間で着替えたね(^^;)
・・・って突っ込んじゃダメ?(あはは)
捕まった犯人は・・・荻島の息子。
やっぱ遺産だよなぁ。
人間金が絡むとそうなるか・・・。
実の親子なのにねぇ・・・
しかも鬱憤たまってたからって、顔をナイフで切り裂くってのはやりすぎというか、そんなん焼けても証拠が残るもんでしょ?
そこまで考えなかったんかい(><)
ま、遺言状が焼けてしまえは・・・と思ったまではよかったけど、まさかMRIで発見された遺言状が認められるとは思ってもみなかっただろうね。
そして、残された問題。
潤と荻島の接点。
荻島の川原での散歩コース。
そこで9年前に出会ったふたり。
壊れた飛行機のおもちゃを持って泣いていた潤のため、それを直してくれたのが荻島だったと。
そしてもう一度空を飛んだ飛行機!!
それをみて笑い声を上げる潤。
彼女の笑顔だけが荻島にとって唯一、人の顔が残った記憶だったのだ!!
そして荻島は潤に客室乗務員になるといいとアドバイス。
それが潤の夢に!!(←今もそう思ってるのかなぁ)
潤が引っ越してしまったため、二度と会えなかったふたり。
でも荻島は再会夢見てなのか、思い出を懐かしんでか、散歩コースとしてずっと歩き続けてたんだね・・・
そして人を人とも思っていなかったけれど、運転手にだけ最後に遺産は息子たちには渡さないって本音を漏らしてた。
遺産をあてにするのではなく、自分の力で・・・。
でも親の心は息子には伝わらなかったようですね・・・
事件は解決。
だが潤は遺産を受け取らないという。
荻島は遺産よりももっと大きなプレゼントを用意してくれたからと・・・。
そして彼女が見上げた空、本物の飛行機が舞う。
そのボディに描かれた模様は、潤がもっていた飛行機のおもちゃに描かれた模様と同じものだったのだ-----------!!
普通にまとまったいい話でしたね。
オチがよかったから今回はよかったかも(^^)
でもたった1回の出会いの出来事をそんな刻銘に覚えているんだろうか?
荻島にとって、本当鮮やかな印象だったんでしょうね。
でも妻や娘たちの顔までのっぺらぼうっていうのはなぁ・・・。
ちょっと悲しかったというか、寂しすぎるでしょ
あ~そうそう。
今日たまたま店の子と最近の声優は歌も出来なきゃって話をしてたところだったんですよね。
で、椎名へきるちゃんって最近どうしてるんだろ?って話を調度してたんですよ!!
何か呼んでたんですかねぇ・・・(^^;)
ちょと驚いちゃいましたわ。
今回の潤、へきるちゃんだったので。
でも正直久しぶりに声優されたんじゃない?
ちょっと素人っぽかった気がしましたよ・・・
次回「改造」
マッチョ人間に眼帯女?
一体どんな話になることやら(><)
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