孤独死--------------。
あ~泣けた。
今回も泣かされた。
分かってる展開なんだけど、それでもじんわりと訴えるものがある脚本で、台詞がすごく胸に響くんですよね。
人として・・・今回はまた何か大切なものを教えられたような感じです。
イチは一課へ行くのか----------------!?
それが気になって引っ張られた前回。
寺西という老人の孤独死を知らせた飼い犬のタロ。
検視の結果、イチの出した見たては
衰弱死。
「イチ~、なんで爺さんは死んだんだ?」
状況証拠から、通り一遍の答えを返すイチ。
だが、倉石は言う。
タロの為に、餌は故意に開けられ、水は出されたまま。
イチは自然死を主張するも、倉石は
「お前の目は節穴か!!」と死因について不審な点がある事を断言する。
「立原を呼べ!!」
家宅捜索で
金森という介護ヘルパーに遺産の300万を渡せと書かれた遺言状が出てくる。
娘二人は当然納得しない。
どうやら彼女たち、結構お金に困っているよう。
だが、解剖の結果、
寺西は末期ガンに侵されていた。
余命半年。
介護ヘルパーの金森は1週間に1回の介護に来ていた。
娘たちは10日に1度の頻度で電話をかけて安否確認をしていただけのようで、実質はこの金森と言うヘルパーだけが寺西の世話をしていたよう。
その感謝か、それとも金森が書かせた遺言か?
金森が介護に来てから5日後。
見つかった死体からは何も食べ物が出て来なかったという。
イチの次の見立ては
孤独死に見せかけた自殺。
ガンで余命いくばくもない状態だと言う事で、最後にその手伝いをしてくれた金森に遺産を与えようとして自然死に見せかける協力を要請したというのだが・・・。
またまた倉石の
「俺のとは違うなぁ」
イチャモン付けられてると思ったイチは、立原に1課に誘われていると言ってしまう。
それでも興味はなさそうな倉石。
そして、イチに
「根こそぎ拾えてないからだよ」と言うのだ。
イチはふてくされてしまう。
一方、金森を事件当日目撃した者が現れる。
当然状況証拠は彼女が協力者だと語っている。
それに金森はかなり寺西と親しかったよう。
娘たちの事情も知っていたのだ!!
そして、倉石はタロを使って、金森が失くしたという介護メモを発見。
そのメモは寺西の亡くなった日に途絶えていた。
これは金森が当日ここに来た証ではないのか?
だが金森は自分は何も知らないと言い続けたのだ!!
彼女は何を隠しているのか?
そこで、寺西の家に行き、彼の気持ちを考えてみるイチ。
そこへやってきた倉石は、爺さんの声を聞けと、彼がずっと死ぬまで見ていた景色とイチに同調してみろと言う。
ここは、家族とずっと暮らしていた家。
想い出の詰まった景色。
亡くなった奥さんの遺影が見えるソファーが寺西の定位置。
だが・・・
娘たちはこの家を売ろうと持ちかけていたという。
寺西にとって、家を奪われると言う事は、
自分の居場所がなくなると言う事。
・・・それに絶望した寺西。
そして・・・。
最後の物証が発見されたのだ!!
それは1枚のガーゼ。
そこに含まれていたのは・・・涙の成分。
立原に告別式の前に、イチが根こそぎ拾うと宣言する倉石。
「奴の卒業試験だ」
倉石なりにイチの事はちゃんと見ていたんですよね。
ちゃんと、
どこへ行っても「根こそぎ拾って」行けるようにと。
大きな愛ですよ。
そして、告別式の日。
金森を連れ、寺西の家にやってきた立原。
当然金森を責める娘たち。
だが・・・金森は言う。
「あなたたちは寺西さんの何を分かっていたんですか?」
寺西が娘たちに知って欲しかったのは・・・
本当の孤独。
家族でずっと暮らしていた大切な家。
家族の歴史が刻まれたこの場所。
その家を売れと言われ、たったひとつの居場所を失う事を悲しんだ寺西。
自分はもうすぐ死ぬ身。
どうしてそれが待てないのかと・・・。
だから、孤独死として、その死を娘たちに感じて欲しいと思い、金森が帰ったその日、1週間は来ない事を知っている寺西は、自ら細工を施し、孤独死に見せかけようとしたのだ!!。
いつもの自分の指定席で、妻の遺影を眺め、振り子時計の音を聞き、死へのカウントダウンをたったひとりで聞いていた寺西。
もう少しだけ、待っていてくれたら--------------。
そんな話をしてくれた寺西が気になって、介護の日でもないのに、家に見に来ていた金森。
その時、まだ金森は生きていたのだ!!
もう言葉を発するのも辛い中、彼が望んだのは・・・死。
「このまま死なせてくれ。
それが本当の介護だ。
そう言われたような気がしました-------」
だから、
寺西をここで、この家で死なせてあげたかった。
最後に寺西が流した涙をぬぐったガーゼ。
介護メモはその時落してしまったよう。
金森も、死ぬと分かっていた状況で寺西を助けなかった。
それは罪に値する事。
でも・・・
それを本人が望んだのなら・・・法律の矛盾ですよね。
死の選択も許されないのか?
そういうのを考えてしまいました。
金森の刑が軽くなる事を祈るばかりです。
本当は娘たちにみとってもらいたかっただろう寺西。
最後に父を思って涙を流した娘たち。
いつもは彼女たちに吠えるタロも、今日はおとなしいよう。
「分かるんだなぁ。じいさんの事を思って泣くあんたらの事を・・・」
倉石の言葉が胸に染みます。
そして・・・
イチは1課へ。
立原に頼むと言う倉石。
足をぶらぶらできる縁側。
そんな古き良き時代の家。
今は娘たち家族の笑い声、はしゃぐ声が聞こえるようになったようです。
そこにはタロの姿も!!
いつかは壊される家かもしれない。
でも、想い出は確かに残る。
最後はあったかいものが残ってよかったです。
カイくんも流石の演技(?)でした♪
さて、次回からイチの代わりに永嶋という新任検視官が派遣されるようです。
さぁて、これがまたイチより使えなさそうな子のようで。
ま、イチとは現場でまだ会う機会もあるだろうしね。
新しい検視官チームがどうなるのか、楽しみです♪
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