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ここ最近、新聞やニュースでは景気回復の話題で沸いています。
しかし、商品先物業界は1月に商品取引所法が改正され、 5月に対面取引の手数料自由化が解禁してからというもの 預り資産が大幅に減少、顧客数もジリジリと減り、 業界全体が先細りの一途を辿っています。 あらかじめ予想されていた状況とは言え、 今年度は、上半期だけで業界全体の3分の2の会社が赤字決定という酷い状況です。 今月、ついに私の所属しているグループ会社ではクビ切りショーが始まりました。 グループ内の某取引員の社員に、朱さんという中国籍の方がいたのですが 彼が所属していた課も 先週木曜日、突然 全員が解雇されてしまいました。 私の上司は人脈が広い人なので 「出来る限り君たちの再就職の手伝いをするから 俺の所に履歴書持ってきなさい」 と 彼らに言っていたのですが、今日オフィスに行ったら、もう誰もいませんでした・・・。 今月いっぱい籍を置くことすら許されなかった様です。 朱さんは一目見ただけで 「出来る人間」 だなと解るような良い目を持っている人で、 また、実際に話してみると、思いもよらない方向から質問を投げかけてくるような 一般人とは違ったキレの良さもありました。 もちろん、朱さんだけを頼って取引をしている華僑のお客さんもたくさんいました。 しかも、言われなければ中国人だと気付かない程 日本語も流暢でした。 おそらく彼は、活躍のステージが変われば、 かなりのパフォーマンスを見せる可能性を秘めた人材だと思います。 他に切るべき人材やダメ営業マンなんて山ほど居るだろうに・・・。 ポテンシャルの高い人材から切って行くなんて、 上層部は一体どういう神経してるんだよ?!と思います。 それとも、世の中ってこんなもんなんでしょうか? つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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