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カテゴリ:(国際/海外) 遠距離恋愛
前彼との長い遠距離恋愛から、多くのことを学びました。 パートナーを「思いやる、信じる気持ち」が大切だってこと。 前章では最悪な顛末を書きましたが、あのことは決して彼だけが一方的に悪かっただなんて、決して思っていなく、私が十分に彼に向き合っていなかったことも、大きな原因だと感じているのです・・・。 今日は、前彼との約9年半の遠距離恋愛 『最終章』です。
後輩の女性社員と関係を持った前彼。 あれから二人は付き合った訳ではなく、ただ一度きりの関係だったようです。 いずれにせよ、あの日以来、しばらくは泣いてばかりいました。 眠れない夜をいくつも過ごしたし、彼女を見るたび、苦しさもあり・・・。それを忘れるため、ただ、ただ時間を忘れて仕事に打ち込みました その傍らで、何人かの男性と交際しましたが、やはり彼のことが簡単に忘れられなくて。。。 結局、長続きしませんでした・・・。 別離から2年目の春。 あれから彼は仕事をがんばり、とうとう私と同じ位置まで這い上がってきたのです。 素直にそれが嬉しかった。 だって、出会った頃から、ずっと互いに「一人前」と認め合える日が来ることだけを励みに、遠距離恋愛を続けてきたから・・・。 心の中で 「おめでとう。ようやく私たちの夢が叶ったね」 そうつぶやきました。 本当だったら、その後の私は彼のもとへ行き、一緒になる筈だったけど・・・ 時は私たちにそれを叶えさせてはくれなかった。 仕方ない・・・。 お互いが決めたことだから。 あの日以来、まともに言葉を交わすことなどありませんでしたが、またもや皮肉にも彼の昇進を機に、少なくとも月1度は社用で顔を合わせることになりました。 会うたびに頼もしくなっていく彼 皆の前で堂々と発言する姿は、いつしか出会った頃のちょっと憎めない後輩とはまったく違う、 一人前の男性になっていました。
ある日・・・、ミーティング後の飲み会にて。 皆で飲んでいると、 「今日、この後、抜け出して別のところに行かない?」 と彼。 「分かった。いいわよ。」 皆の輪から2人抜け出し、別のお店へ。 久しぶりに彼と過ごす二人だけの時間。 懐かしい横顔、変わらない笑顔、すべてが以前に戻ったかのようでした。 「最近、どうしてるの?」 「どうって、○○ちゃん(彼の名前)と一緒。 仕事、仕事に追われているわよ。 そっちはどう?仕事に慣れた?」 「まぁね。」 他愛もない会話が続くけれど、話すテンポ・言葉にしなくても分かる相手の考え・・・それが、とっても心地よかった。 そして、彼。 「俺、ようやくここまで上って来たよ。色々と本当に申し訳なかった。 (中略) でも・・・もしよかったら、もう一度、付き合えないかな・・・?」
驚いた。 やり直す・・・? まさかの展開だった。 その場では答えは出せなかった。 けれど・・・その後・・・、彼ともう一度やってみることにした。やっぱり忘れられなかった人だから・・・。 馬鹿ですよね、まったく懲りていない。 でも、一回り大きくなって、大人になった彼ともう一度向き合ってみたかったんです・・・。 この別離の2年間で、彼自身だけでなく、取り巻く環境も大きく変化していました。 彼は自分がしてしまったことを後悔し、私と同様、仕事に打ち込むことで自己鍛錬・成長に臨んだようです。 それに・・・この2年の間に彼のお父様は他界・・・。ショックでした。 優しかった彼のお父様・・・。残念でならなかった。 これらを乗り越え、彼自身は精神的にも強くなったようです。
それから1年が過ぎたでしょうか・・・
結局、復縁してみたものの、ダメでした・・・。
今度こそ、本当に別れました。大好きで、大好きでたまらなかったけれど・・・一度離れた気持ちを、繋ぎとめることはできない、と気づいたからです。 お互いに別々の道を歩むことを決めたけれど、今度こそ、涙はなく、気持ちは晴れ晴れしていました。
その後、私は配属先を変更。 仕事場も変わり、彼とは会わなくなりました。
そして今。 彼は結婚して子どもにも恵まれ、幸せに暮らしています。 実は・・・つい先日、あることが切欠で、彼と数年ぶりに再会したのです。 ちょっぴりオジさんっぽくなったけれど(笑)、今もちょっと胸を張りながら、肩を振ってひょこひょこ歩く姿、口癖、あの笑顔・・・。まったく変わっていなかった・・・。 ちょっと安心。 その日は、一緒に会合に参加しました。 その飲み会の席で・・・ (居酒屋の店員さん) 「お飲み物のお代わりは何にしますか?」
(同時に) 「コロナビール!」 「コロナビール!」
二人で周りに気づかれないよう、顔を見合わせて「クスッ」と笑っちゃいました。
まだ若かったあの頃・・・Tシャツ・Gパンで写るたくさんのツーショット写真・・・。 今もまだとってあります。(ごめん!うちのダーリン、許してケロ) そしてこの日、久々にグループ写真を撮りました。 ビシッとスーツを着たいつしか中年(?!)サラリーマンと、未だ独身30代後半の女性。 現像して気づいた。2人だけピースしていることに・・・。
前彼とは「縁」がなかったけれど、この選択に後悔はありません。 心から彼の幸せを祈っています。 前彼との遠距離恋愛から学んだ「相手を思いやる気持ち」を大切に、今、私にたくさんの愛情を送ってくれるダーリンにたくさんの「思いやり」を注いでいきたいと思っています。
ありがとう、○○ちゃん。 私、幸せになるね。
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Last updated
Jun 4, 2007 05:12:47 AM
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