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2023/05/20
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★忘備忘却録/きょうの過去帳・
◆ ヴァスコ・ダ・ガマ、海には涯がないとインド西岸のカリカット(コーリコード)に到達(1498年)。知るや知らずや大航海時代の幕を開けた。 ◆ デトロイト生まれの青二才が飛行機でアメリカ合衆国から大西洋の遥か彼方へ飛んで行って、翌日にはパリに到着し一躍ヒーローに(1927年)。5年後には飛行機バカの三十路女が同様の快挙を成し遂げヒロインとなった。 ◆ 岸信介が、アメリカ合衆国からの独立を図ろうと従属色の強い日米安全保障条約の改定を強行採決。しかし愚民たちはハンタイを叫ぶだけだった(1960年)。ゴッドファーザー岸が一門だけでなく日本を仕切っていく。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年05月20日

​「世界最大」となった中国海軍──
  インド洋で増す存在感...ジブチ「保障基地」が果たせる役割とは​​

=NewsWeek_ Opinion / 2023年5月17日(水) プラカシュ・パンニールセルバム(インド国立高等研究所国際戦略・安全保障研究プログラム助教)


米国防総省が昨年11月に公開した報告書「中国の軍事・安全保障動向2022」によれば、今や中国海軍は「数値的」に世界最大だ。中国が「より遠方で軍事力を誇示し、維持する」能力を手にする上で、アフリカ東部ジブチにある中国海軍の「保障基地」が重要な役割を果たすと、同報告書は指摘している。

中国軍初の国外基地であるジブチ保障基地には、全長300メートルにわたる係留ドックが整備され、大型艦船の空母や潜水艦、揚陸艦が入港可能な状態だ。水上艦と潜水艦向けの乾ドックや修理施設も建造されるのではないかと、専門家はみている。2017年に正式に開設されて以来、この基地では新たな岸壁の建設が続き、地下には電子・サイバーセキュリティー施設が存在する疑いもある。

ジブチは紅海の玄関口に位置する要衝だ。その地に中国が構える基地は軍事演習やアウトリーチ活動に積極的に関与し、存在感を示している。
同基地は「ロジスティクス施設」または「支援基地」だと、中国は国際社会に説明している。だが最近の建設状況を見れば、完全な海軍基地と化しているのは明らかだ。

中国が経済・商業活動を通じてインド洋地域で存在感を強めようとするなか、インドにとってジブチ保障基地の整備(さらに、その結果として、インド沿岸近くで中国の潜水艦や調査船のプレゼンスが高まる事態)は、安全保障懸念の拡大を意味する。

インド洋では09年以来、中国海軍の存在感が着実に大きくなっている。インド洋北西部にあり、ジブチやソマリアが面するアデン湾では当時、身代金目的の海賊行為やシージャックが横行し、海上輸送を妨害していた。そのため、国際社会が乗り出した海賊対処活動に中国も参加した。

現在に至っても、中国海軍のプレゼンスを正当化する主な名目は商業活動や海上交易の安全確保だ。海賊対策が任務だと主張して、13年以降はインド洋に潜水艦を展開してきた。

水中ドローン部隊も駆使
中国潜水艦にとってインド洋への通り道はマラッカ海峡、ロンボク海峡、スンダ海峡のどれかだ。
スンダ海峡は平均水深50メートルで、かなり浅い。砂州や石油プラットフォームが点在し、漁業が活発なこともあって難路だ。ロンボク海峡には、潜水艦が通常航行モードで進むのに十分な深度がある。一方、マラッカ海峡では運航安全上、潜水艦は水上航行しなければならない。潜水艦は多くの場合、物資補給を行う潜水母艦を付随するため、見つかりやすい。

インド洋では17年以来、中国海軍の調査船と潜水艦の存在が「常態」になっている。インドメディアの報道によれば、この年、中国海軍最高峰の636A型海洋総合調査船「銭三強(海洋22号)」がインド洋で調査を実施。潜水艦活動の改善が目的だった可能性が高い。



18年には、パキスタン海軍との合同海事演習の一環として、中国海軍の625C型海洋調査船「実践3」がインド洋北西部アラビア海にあるマクラン海溝を調査。同じ年、インド洋南西部に位置する中国大洋鉱産資源研究開発協会の契約海域に、調査船「向陽紅10」が派遣された。

19年以降は、ベンガル湾やアラビア海、インドとオーストラリア両国が潜水艦活動の重要地点と見なすインドネシア西方の海域で、中国最新鋭の「向陽紅03」などが深海調査を実施している。さらに、中国は水中ドローン部隊を展開して、インド洋の水生環境や深度、海水温度、塩分濃度も調査。こうした情報は、潜水艦ソナーの性能や潜水艦探知技術の向上に転用することが可能だ。

20年12月には、中国の無人潜水機利用が各国メディアの注目を集めた。インド洋に展開する水中グライダー「海翼」のうち1機が、インドネシアの南スラウェシ州にあるスラヤール島の沖合で、地元漁師に発見された事件がきっかけだった。

特定の軍事目的の下、中国は次世代自律型無人潜水機や海水温度・塩分測定フロートの開発にも力を注いでいる。なかでも、研究開発が進む水中音響グライダーは、インド洋での潜水艦探知・追跡活動を画期的に進化させる可能性がある。

インドは神経をとがらせるが
中国政府の調査船のプレゼンス拡大は、中国によるインド洋へのSSBN(弾道ミサイル搭載原子力潜水艦)やSSN(攻撃型原子力潜水艦)配備の促進につながるだろう。米海軍と日本の海上自衛隊の潜水艦や対潜水艦作戦用艦船が目を光らせる西太平洋と異なり、インド洋は中国が割と安心して活動できる海域だ。

だがインド洋に向かう中国の潜水艦にとって、探知されずに難所を通過できるかどうかは大きな課題として残る。この点で、ジブチ保障基地が果たせる役割は大きい。同基地への潜水艦配備は、インド洋地域での影響力拡大に向けて実行可能な次のステップになるだろう。

インドにしてみれば、ジブチの中国海軍基地とインド洋で強まる中国の潜水艦や調査船の存在感はさらなる懸念のタネだ。インドの排他的経済水域(EEZ)付近で中国船舶が活動する事態は、インドの勢力圏に対する挑戦であるだけでなく、安全保障が脅かされるリスクを高める。

インドは昨年、インド洋上の中国の調査船「遠望5号」「遠望6号」による追跡が危惧されたことから、ミサイル発射実験の延期に追い込まれた。インドのミサイル発射施設や海軍基地、ベンガル湾とアラビア海での船舶活動を、中国の深海漁船が偵察しているのではないかとの疑いもインド政府は抱いている。

インドは水中での活動能力を強化し、水中戦という概念を新たな目で捉え直す必要がある。それこそが、インド洋の水面下で膨らむ中国の脅威に対処する方法だ。 From thediplomat.com



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。  
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