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2024/05/20
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳

◆ ヴァスコ・ダ・ガマ、海には涯がないとインド西岸のカリカット(コーリコード)に到達(1498年)。知るや知らずや大航海時代の幕を開けた。 ◆ デトロイト生まれの青二才が飛行機でアメリカ合衆国から大西洋の遥か彼方へ飛んで行って、翌日にはパリに到着し一躍ヒーローに(1927年)。5年後には飛行機バカの三十路女が同様の快挙を成し遂げヒロインとなった。 ◆ 岸信介が、アメリカ合衆国からの独立を図ろうと従属色の強い日米安全保障条約の改定を強行採決。しかし愚民たちはハンタイを叫ぶだけだった(1960年)。ゴッドファーザー岸が一門だけでなく日本を仕切っていく。
【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 /令和5年05月19日

【牙を剥くロシアへの二次制裁】「プーチンの戦争」支えた対中貿易に異変、禁輸分野からふさがれる“抜け穴” =後節=

Wedge_Report 【プーチンのロシア 2024年5月8日】 / 佐藤俊介( 経済ジャーナリスト) 



  2000年代の原油価格の世界的な高騰を受けてロシア経済を潤したが、安易に外貨が稼げる構造は、ロシアの製造業の発展を阻害した。
 結果として、ロシア経済は完成品を輸入に頼る構造となっており、輸入の停滞は物価上昇を引き起こしやすく、政権の中心的な支持層である年金受給者らをはじめロシア国民の生活に打撃を与える。
 インフレが引き起こす市民生活への打撃は、ソ連崩壊後のハイパーインフレの記憶を持つ人々に強い心理的影響があり、過去にも繰り返し政権への脅威となっていた。プーチン政権が最も注意せねばならない経済指標とされる。
米政府は攻勢を強める
 金融分野だけではない。米政府は5月1日には、ロシア軍がウクライナ侵攻で化学兵器を使用したと正式に表明し、ロシア政府の3機関と企業4社を制裁対象に加えた。ロシアが化学兵器禁止条約に違反して、化学兵器のクロロピクリンを使用したと断定したという。
 実際にロシアが化学兵器を使用したかをめぐっては、ロシア側が認める可能性は極めて低く、確定的な結論を得ることは困難だ。しかし、米政府が正式承認したことは、米国以外の国々も、同問題をめぐり米国と歩調を合わせることを意味する。ロシアの軍事産業に対し、制裁を通じた国際的な締め付けが、さらに強化されるのは必至だ。
 米議会は4月、ウクライナに対する約610億ドル(約9兆円)の支援を含む追加予算案を、超党派の賛成多数で可決した。約半年にわたり停滞していたウクライナに対する軍事支援が再び本格化することになる。
 欧米諸国の対ウクライナ軍事支援はこれまで、中国などによる貿易を通じた事実上の対ロシア支援により、十分な戦果につながらなかった。新たな支援にもかかわらず、戦況を好転できないような事態になれば、11月の大統領選で再選を目指すバイデン政権にとり、取り返しのつかない打撃になる。そのような事態を避けるためにも、制裁の抜け穴を徹底的に塞ごうとする米政府の意図が浮かび上がる。
・・・・・・・おわり



​ ​            【ロシアの“ゾンビ戦車”が戦場へ】質よりも量を優先、
                 戦車供給から見るプーチン・ロシアの今  =前節=​

Wedge_Report 【プーチンのロシア 2024年4月19日】 / 服部倫卓( 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授)

 「ガールズ&パンツァー」、通称「ガルパン」という日本のアニメ作品がある。ウィキペデイアの説明を引用させていただくと、「戦車同士の模擬戦が伝統的な女性向けの武道として競技化され、戦車道と呼ばれて華道や茶道と並ぶ大和撫子の嗜みとして認知されている世界を舞台に、戦車戦の全国大会で優勝を目指す女子高生たちの奮闘を描くオリジナルアニメ。兵器である戦車を女子高生たちが運用するという、男性のアニメファンにアピールするようなミリタリーと萌え要素を併せ持ちつつも、死者の出ない戦闘とスポーツものの約束事を踏襲した物語が描かれ、戦争と死といった背景から切り離された戦車戦を描いている」。
 個人的には、この作品をごく断片的にしか観たことがないのだが、戦車同士が実戦さながらに砲撃を交わしながら、不思議と死傷者は出ない設定になっているようである。
 思えば、我が国においては、戦乱の時代が去り、太平の世となった江戸時代以降に、戦闘の技術や精神を純化・様式化させる形で、武道が確立されていった。それと同じように、ガルパンも戦争のない平和な世界を前提として、殺傷を伴わない武道としての戦車競技を描いているのだろうと、推察する。
 逆に言えば、今日のように、戦車による破壊と殺戮が毎日のようにニュースで流れる時代状況だったら、ガルパンのような作品は生まれていたかどうか。いや、実際には戦争はいろんな形でずっと続いてきたわけだが、少なくとも、戦車同士が正面からぶつかり合って命をやり取りするような古典的な戦争は過去のものというイメージが、しばらく前まではあったように思う。だからこそ、ガルパンの世界観は成立していたのではないか。
 ロシア・ウクライナ戦争には、二面性があると思う。確かに、ドローン戦など、「新しい戦争」の要素も重要になっている。その一方で、「古い戦争」、すなわち戦場で野戦軍同士がぶつかり合うという古典的な戦争の様相も、非常に色濃い。


ウクライナをルーツに持つロシアの戦車工場
 かつて社会主義の超大国ソ連で、3大戦車工場と呼ばれたのが、ロシア・ウラル地方のスヴェルドロフスク州ニジニタギル市に所在するウラル鉄道車両工場(以下では単に「ウラル工場」と略記)、ロシア・シベリアに位置するオムスクトランスマッシュ工場、そしてウクライナのハルキウにあるマルィシェフ記念工場だった。このうち、今日でも戦車の新規生産を続けているのは、ウラル工場だけである。
 ウラル工場は、鉄道車両工場と銘打っているだけあって、1930年代に元々は純然たる鉄道貨車の生産企業として発足した。しかし、第二次世界大戦中の1941年にナチス・ドイツがソ連への侵攻を開始すると、ソ連政府はヨーロッパ地域から多くの企業を内陸奥深くに疎開させ、その一環としてウクライナのハルキウにあった前出のマルィシェフ記念工場が当地に疎開してきて、それによりウラル工場での戦車生産が始まったのだった。
 ハルキウから機械設備が運び込まれただけでなく、技術者・労働者も家族とともに移住し、戦後も多くがこの地に留まったという。そうした来歴を持つ工場が、現在はロシア唯一の戦車工場として、ウクライナ侵略に加担しているのだから、歴史の皮肉としか言いようがない。
 ウラル工場は、以前からプーチン政権との繋がりが深い企業だった。同工場で技師としてたたき上げたホルマンスキフ氏が、2012年大統領選で下からのプーチン支持運動を組織すると、プーチン大統領は再選後の12年5月に、同氏をウラル連邦管区大統領全権代表として大抜擢した。
 そして、22年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始すると、政権幹部がしばしばウラル工場に出向き、戦車の大増産を求めて檄を飛ばした。今年2月には、大統領選に向けた行脚の一環として、プーチン大統領も直々にウラル工場を視察している。
 ちなみに、16年の時点では、ウラル工場の生産に占める民需・軍需の割合は、2対8であるとされていた。同社としては、民需生産を拡大し、30年までに民需・軍需を半々にしたいという意向であった。しかし、ウクライナ侵攻で戦車増産の大号令が国からかかり、現状ではますます圧倒的に軍需に傾斜していることだろう。
・・・・・・・・明日に続く・・・・・


○◎ ○◎   ◎ ◎ ◎   ◎○ ◎○ ◎○ 

古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
・・・・・・・・・・ 
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Last updated  2024/05/20 05:10:09 AM
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