ボンジュール･ド･パリ

注：画像容量がいっぱいになってしまったので、残念ながらこのページの写真は削除してしまいましたが、あらためて

に転載していますので、どうぞこの日記と合わせてご覧ください。

観光案内所があるベルクール広場からソーヌ川を渡ったところにリヨンの旧市街が広がります。
壁の色がピンク色の建物が川のこちら側からも見えて、これまで歩いてきた通りの建物との違いが一目瞭然です。


この旧市街を通り抜けて目指すははるかかなたにあるフルヴィエール大聖堂。

（後光が差してます・・・。右がはっきり見えた大聖堂です。）

ソーヌ川にかかる橋を渡ると、古くて趣のある建物が並びます。


街の雰囲気を楽しみながらしばらく歩くと、美しい階段に出会います。

もう終わらないかと思いました、この階段。
行ったことはないけれど、四国の金毘羅さんの階段ってこんな感じなのかなと思わず考えたりして。
こんなに息が切れたのは久しぶりというくらいの息の切れ方でした。
それもそのはず、ふと気がつくとさっき通った旧市街がはるか下になっていました。

この階段を上り終えると、今度は山道のようなところを登ることになります。
さっき上った階段で疲れ切った体にはこの道も堪えるのですが、あの階段よりはマシ・・・。

しばらく歩くとようやくフルヴィエール大聖堂玄関に到着です。


シンプルな外観に反して、中は金色の装飾をたっぷり使ったかなりリッチな感じ。
去年シチリアで見た教会の内装を思い出しました。

ここからまた少し歩くと、ローマ時代の遺跡があります。


劇場跡です。

はるか昔のローマ帝国ってほんとうにすごかったんですね。
どこに行ってもローマ遺跡があるような・・・。

シチリア島には山ほど残っていました（下がシチリアで見たローマ劇場遺跡）。


シチリアに行ったときにあまりに感動したのと、歴史の勉強不足を反省して、塩野七生の「ローマ人の物語」を読み始めました。私は説明文というのを読むのが苦手で、この本も最初に出たときは敬遠していたのですが、これはすごく読みやすくて読み始めたら止まりません。
いろいろ忙しくてハンニバルとの決戦のあたりで止まっていたのですが、また再開することにします。

でも、フランス人って高校でまる１年かけてローマの歴史を勉強するらしくって、せっかく「ローマ人の物語」で知識をつけても、「あ、知ってる」というだけの反応でちょっとがっかり。

話はそれましたが、さすがにUNESCOの世界文化遺産に指定されただけに、この日にまわったところはリヨン滞在中に見た中でいちばん印象に残っています。