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カテゴリ:映画・TV
「呪怨」がヒットした清水崇監督作品。
あんなに待っていたのに、結局「呪怨」の方はフランスには来ず、アメリカのリメイク版しか来なかったので、なぜ「呪怨」を差し置いて「稀人」が来たのかはわかりませんが、かなり期待して観にいきました。 主演は塚本晋也。監督業の方でも、俳優としても常に一風変わった映画に関わっていますね。 今回の役はカメラマン。 町中をカメラを回して歩いているある日、地下鉄構内で自殺騒ぎに偶然遭遇します。 騒ぎを起こしている男は、ナイフを片手に持ち、止めようとする周囲の人間ではなく「何か」を見て自分の目を突いて死んでしまいます。 彼はこの時いったい何を見たのか・・・そこまで恐怖心を起こさせた「何か」とは何だったのか・・・。 この事件をきっかけに、自分もそこまでの究極の恐怖を感じたいと思いにとりつかれてしまうカメラマン。 ある日、東京の地下に信じられない空間を発見、そこで鎖につながれていた少女を連れて帰ります。 この少女は恐らく自分以外の人間に会ったのは初めて。口もきかず、何も食べず、どんどん衰弱していくのですが、ある日たった一つ食べるものがあることがわかります・・・。 「耐え難いまでの恐怖を感じたい」という異様な心理に取り付かれてしまったことにより、どんどん尋常ではない世界に足を踏み入れていくことになるというアイデアはいいと思うのですが、映画全体を通してもう一つピリッとしたところがないのが残念。 「呪怨」は、ストーリー的にちょっとわかりにくいところもありましたが、とにかく呪いや怨念という日本人を怖がらせる要素たっぷりで、ストーリーがわかりにくいのも返って怖さにつながっていてよかったのですが、それに比べると「稀人」の方は私にとってはいまひとつ。 でも清水監督の独特の世界には浸れます。 独断と偏見の評価:★★★☆☆ クリックよろしくお願いします! → お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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