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カテゴリ:仕事術
人がミスする原因は、脳の状態による。
仕事ができる人は、日頃から脳のパフォーマンスを上げる生活習慣を身につけている。 ミスは自分のせいではなく脳疲労、脳の老化のせいである。 まずは生活習慣や行動を見直そうという本。 ミスの要因となる脳内物質、ノルアドレナリンとセロトニン。 ノルアドレナリンは外的なストレスに対する防御反応として分泌される。 セロトニンは、私たちの精神面に大きな影響を与えて心身の安定に関与する。 ミスの有無は、病気に対する警告であり、脳のコンディションを知るためのバロメーターになる。 そのためには、自己洞察力を高めてその警告症状に気付くこと。 ・睡眠 ワーキングメモリを使いこなすためには睡眠が7時間以上取れていること。 ・自然に親しむ 自然の中をランニングすることや、山道のトレイルランニングなどがワーキングメモリを高めたり脳を活性化する効果が高いと注目されている。 ・読書 読書をして読解力を鍛えることはワーキングメモリの鍛錬となる。 集中力を高めるには「書く」こと。 書くことで脳幹の網様体賦活系が刺激されて、集中力が高まる。 セミナーや講義などでメモを取ることは記憶の定着につながる。 しかし、会議などで一字一句メモを取っている人に限って、ポイントがずれたコメントをしたり理解していないことが多い。 欲張りすぎると、逆に学びは少なくなってしまう。 2つの仕事は同時進行でやらない。 常に「各個撃破」を意識して、目の前の仕事に全力で当たること。 それが最も勝率を高めてミスや失敗を減らす戦い方となる。 自分の状態をモニタリングする。 例えば、睡眠不足で疲れているとか今日は集中力が落ちているな、 などと自分のことを客観的に把握することによって、ミスを減らすことにつながる。 日記を書くことによって自己洞察力を上げることができる。 ポジティブなことを3行書く日記を書く。 ルーティンを行うことで、ミスを減らす。 何かをやる前にルーティンを行うことで心配事を考えるという余裕がなくなり、 メンタルのブレをなくすことができる。 寝る前の2時間はストレスを整理するのに重要な時間であるので、 過ごし方が大事になる。 のんびりと過ごし、楽しいことを考え、目を休ませる。 スマホやテレビは控え、カフェインは取らないこと。 また、飲酒も控えたほうがいい。 人間には交感神経と副交感神経があり、昼は交感神経が優位になっているが夜になると副交感神経が優位になり、リラックスした状態になり眠りに入ることができるが、 ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されると交感神経が優位になってしまう。 本書を読んで自分が特に気をつけようと思ったことは以下です。 ・メモを取りすぎるのを改善し学びを欲張らないこと。 ・慌ただしく仕事をするのをやめて、1つ1つ確実にこなすこと。 ・自己洞察力をもっと高める。日記をつける。 ミスや仕事力には生活習慣が多く関係していることがわかった。 また、ミスは脳の使い方に原因があるのであり自分の人間性に起因するものではないと思うことで気が楽になると思った。 まずは、睡眠をはじめとする健康的な生活習慣を心がけたい。 絶対にミスをしない人の脳の習慣【電子書籍】[ 樺沢 紫苑 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月28日 18時00分13秒
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