3月に読んだ本
2015年3月の読書メーター読んだ本の数:6冊読んだページ数:1899ページナイス数:75ナイス新・四字熟語 (幻冬舎よしもと文庫)の感想又吉さんの言葉に対する感性はすごいですね。あるある!と思ってもなかなか作り出せるものではないです、四字熟語。お気に入りは、”布団反復””主将補欠”などなど、数え切れません。田中象雨さんの字も見事です!読了日:3月30日 著者:又吉直樹,田中象雨キャプテンサンダーボルトの感想いくつかの一見全く関係なさそうなエピソードが、終わりに近づくにつれてジグソーパズルのピースがカチリカチリとハマっていくようにつながって一つの真実を浮かび上がらせていきます。そしてジェットコースターに乗ったような感覚で一気に怒涛の結末を迎えます。まさに息をもつかせぬ壮大なエンターテイメント小説。こんなスゴイ小説を伊坂さん、阿部さんお二人でどんな風に作り上げていったのか興味が湧きます。読了日:3月28日 著者:阿部和重,伊坂幸太郎サラバ! 下の感想時間をかけて読むつもりだったのに読み始めたら止まらなかった。気がついたら上・下巻を一日で読み終えていた。歩の性格が痛いほど自分に似ていて、歩の人生のその先がどうなるのか、途中で本を置くことができなかったのだ。圷家の父も母も姉も、やりたいことをやりたいようにやっている自分勝手な人たちに見える。しかしもっと深いところに真意があった。”自分の信じるものを人に決めさせてはいけない”この物語の核は姉が歩に向かって発したこの言葉に尽きると思う。自分の信じるものはなんなのか・・・揺れない自分でありたいと強く思う。読了日:3月23日 著者:西加奈子サラバ! 上読了日:3月23日 著者:西加奈子火花の感想太宰を信奉する又吉さんらしい純文学作品でした。漫才師とは何か。どんな職業にも哲学があり、それを頭の中で考えるだけに留まらず、体現しようとしたのが神谷さんだったんですよね。世渡り上手とは真反対の生き方、頑なで不器用で孤独で痛々しいけれど、妙な清々しさがある、そんな気がしました。読了日:3月16日 著者:又吉直樹九年前の祈りの感想芥川賞作品特有のわからなさがありましたねぇ、私的には。やっぱり。この小説の肝がよくわかりません。ただ、さなえの息子希敏に対するなんとも言えない複雑な感情は少し理解できるような気がしました。読了日:3月6日 著者:小野正嗣読書メーター