カテゴリ:ほん
2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2146ページ ナイス数:85ナイス スリジエセンター1991の感想 天城先生!!(泣)という最後でしたねぇ。久しぶりに海堂作品を読んだので、やっぱり前半は専門用語の羅列や硬い文章に苦労しましたが、怒涛の後半は読み応え満点で一気に読了しました。スリジエ(さくら)はやっぱり日本人の心に訴えてくるものがありますよね。殺伐とした院内抗争の中で、天城の目指すものの象徴としてさくらを選んだ海堂さんはさすがです。 読了日:4月29日 著者:海堂 尊 禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫)の感想 禅の教えを現代の生活にあてはめてわかりやすく解説しています。ひとつの項目が見開き2ページにおさめられているので、どこを開いても心にしみる言葉をすっと読むことができます。いつも傍らに置いて、心が疲れたときに手にとってみたい本です。 読了日:4月21日 著者:枡野 俊明 衣もろもろの感想 最近タンスの中を眺めては、いい歳になったのだからもっと洗練された良質のものを少しだけ持つようにしたいものだなぁ・・・と思っていたところに、この本と巡り会いました。しかし内容は必ずしも中年女性のための衣生活指南書という感じではなく、群さんご自身が着るものについてこれまでいろいろと試行錯誤されてきた体験を綴っているものでした。共感できるところもたくさんありましたが、指南書的な内容を期待していたので、ちょっと物足りなさを感じました。 読了日:4月21日 著者:群 ようこ 空飛ぶ広報室の感想 ドラマが進んでしまう前に、ぜひとも原作を読んでおきたくて買ってしまいました。さすが有川さん、期待を裏切らない素晴らしい内容でした。自衛隊という特殊な現場の話ですが、登場人物の軽妙なキャラクターと歯切れのよい文章でたいへん読みやすく最後まで一気に読み切りました。あとはドラマのほうを楽しみたいと思います。 読了日:4月19日 著者:有川 浩 小鳥来る日の感想 やっぱり平松さんの文章はすてきですね。読んでいて豊かな気持ちになります。雑巾作りが楽しくて止まらなくなったり、食べ物の端っこが好きだったり、そんな日常の些細な発見が平松さんの筆にかかるととても潤いのあるすてきなできごとに変身してしまいます。まだ読んでいない著書がたくさんあるので、ぜひよんでみたいと思います。 読了日:4月17日 著者:平松 洋子 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の感想 早速読みました。36歳の多崎つくるが、蓋をした心の傷に対峙し、再生の道を歩み始める物語。1Q84のときにも感じましたが、すべてを語り尽くさず謎を残すことで、何度もその物語について思いを巡らす時間が訪れます。そうすることで次第に自分の奥深くに物語が浸み込んで特別な1冊になっていくのです。読者にそんな経験をさせることのできる村上春樹さんはやっぱりすごい才能を持った作家なのだと思います。 読了日:4月15日 著者:村上 春樹 ちょうちんそでの感想 装丁がすてきな本でした。内容は、同じく江國さんの『金平糖の降るところ』に出てくる姉妹を彷彿とさせるような雛子と飴子姉妹の不思議な関係が印象に残りました。気になっているのは、正直が妻の絵里子を許すことができたのかどうか・・・絵里子から相談を受けた雛子はどう答えたのか・・・というところ。その消化不良な感じを除けば、いつもの江國さんの世界に十分に浸ることができて満足です♪ 読了日:4月7日 著者:江國 香織 読書メーター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年05月03日 11時10分32秒
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