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カテゴリ:ドラマ・TV・芸能
NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が8日、最終回を迎えた。親子3世代100年にわたる物語。断絶していた母娘の和解。NHKラジオ英会話を柱に、あんこ、ジャズ、時代劇、野球などキーアイテムがちりばめられ、それらが時代を超えて受け継がれていくのを見事描き切った。初代安子の初めて見た映画はモモケンの時代劇だった。放送当時は時代劇がそれほど重要なアイテムになるとは思わず気にも留めなかったが、実はクライマックスにつながっていた。
2代目ヒロインのるいは岡山とは絶縁したつもりだった。しかし、30年ぶりに訪れた岡山では叔父の勇が墓を守ってるいのことを気に掛けていた。年を取った勇役で目黒祐樹さんが出てきたあたりから、毎日涙が止まらない展開になった。 ヒロインの3人だけでない。夫のジョーやトミー、虚無蔵といった脇役の個性も光っていた。また、世良公則さんや尾上菊之助さん、堀部圭亮さんら同じ役者が親と子で2役を演じたことで(紺野まひるさんや小野花梨さんは祖母と孫娘の2役だった)、世代を超えて受け継がれるテーマが鮮明になった。 ジョーの挫折と再生。お菓子屋の違う形での再建、時代劇の興亡、花を添えたサイドストーリーも魅力的だった。「ちりとてちん」の藤本有紀さんの脚本、さすがだった。 来週からカムカムロスにならないといいな♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年04月09日 09時22分58秒
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