☆彡 ケン君へのラブレター 第8回 ☆彡
ケン君元気ですか!!
「 目には青葉山ほととぎす初がつを(お) 」
いきなりこんなことを書いてゴメンね。
これは山口素堂という人がよんだ
俳句ですが今頃の季節感にぴったりの
情景が浮かんでくる一句なんです。
ケン君は俳句というものについては
まだよく知らないと思うけれどいつかは
こういう古い日本独特の文芸にも
親しむことの出来る人間になってほしい””
文楽はそのように思っています。
ところでこの俳句はどうでしょうか・・・
たった17音ですがケン君はどんな
情景を思い浮かべたことでしょう。
「青葉」「ほととぎす」「初がつを」がこの句の
季節をあらわす季語というものです。
すべて夏の季節を表しています。
俳句の意味や情景などを句意といいます。
文楽が思う句意は次のとおりです。
夏が近づくと、周囲が若葉の色に染まり、
山ではほととぎすが鳴き出す。
初夏の季節はさわやかだなあ~。
初がつをからみずみずしさも伝わってきますね。
初夏の自然のあざやかさや生き生きとした
感じがすばらしいと思います。
さて話しはかわりますが2週間前に
ケン君の高校の前をバスでとおりました。
校庭には誰もいなくて淋しかったのですが、
この高校でケン君は勉学とスポーツに
頑張って勤しんでいるのかと思って・・・
「ケン君がんばってよ~」なんて心のなかで
エールを送っときましたよ。
校庭の桜もすっかり葉桜になっていました。
目には青葉の季節だなあ~なんて思いました。
5月は5月病(さつきびょう)の季節です。
高校や大学を卒業した人が社会にでて
真っ先におちいる心の病気をいいます。
いえば精神的なストレスや心の葛藤なのです。
なれない生活や仕事について一番悩みを
かかえる季節が5月だといえます。
ケン君に5月病なんていう話をしてもそんなの
僕には関係ないからと笑われるでしょうね。
でも青春時代というのは精神的にも肉体的にも
大きな変化があるときだと思います。
だからいろんな疑問や悩みが生まれるのも
高校時代だとということをいいたかったのです。
これからも勉学やスポーツなどに打ち込むうえで
いろんなストレスや心の葛藤があるかと思います。
どんな疑問や悩みが生まれてもケン君には
それらを乗りこえていく強い精神力があります。
ケン君はさびついたくず鉄のような弱い男では
ありません!!
鍛えられたハガネのような心の持ち主です。
これからも決して折れ曲がることのない
鋼鉄のようなケン君のパワーを発揮して
のびのびと明るく頑張ってくださいね。
「 目には青葉山ほととぎす初がつを 」
ではこれでさようなら~♪
毎日ルンルンスキップしてください。
文 楽 よ り