カテゴリ:Editor's Life
今日は朝からずっと会議。午前中に一つと、午後に一つ。今後の企画の方向性や本の売り方についてのことで、どちらも重要な会議ではあったのですが、今週中に責了 (もう、このゲラには赤字がほとんどないので、あとは印刷所の責任で最後の赤字を直して確認し、校正を終了してOKです、という状態) にしなくてはいけないゲラを抱えている私には、このタイムロスはちょっと痛かったです。
会議が終わるなりデスクに直行し、ゲラの最終チェックにかかったのですが、そこへ著者から1枚のFAXが・・・。なんとなく、いや ~ な予感がしたんです。そしてそこには、 「この部分、バッサリ削って下さい。」 と、5行ほどの文章を削るように、との指示が書かれていました。一瞬、「えー」 と思ったのですが、デスクで暴れるわけにもいかず、悲しい気持ちになりながらも、淡々と手直しを始めました。 責了間際のゲラというのは、まさに本になる直前の状態にあるので、ここで大きな削除が入ると、文章がズラズラと後ろから流れてきてしまって、目次や索引のページ、またレイアウトに影響が出ないかどうかなど、細かなチェックをし直さなければならなくなるのです。 ということもあって、責了の間際に著者から削除や修正の連絡が入ると、編集者は皆、ドキッとします。 先生、お願いです。あと残り2日間、どうか私をそっとしておいて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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