コピーライターの糸井重里さんが運営しているサイト 「ほぼ日刊イトイ新聞」 といえば、皆さんも少なくとも1度はこのサイトにアクセスをしたことがあるかと思います。 そのタイトルを “ ほぼ ” としながらも1998年6月6日に創刊以来、1日も休まず更新中、1日のアクセス数は100万件を超えるという、ものすごいパワーをもったサイトです。
日曜日に地元の書店で、このサイトの誕生と成長のドラマを糸井さん自らが著した文庫本 (2001年4月に刊行された単行本に加筆して文庫化したもの) を偶然に見つけ、昨日と今日で一気に読み終えました。
この本では、糸井さんは一貫して自らのサイトを 「ほぼ日」 と呼んでいるのですが、 「ほぼ日」 を始めた理由、わずかなスタッフとともにまさに手探りの状態で試行錯誤をしながらサイトを立ち上げるまでのドタバタ話、そして、サイトが立ち上がってから現在に至るまでの成長のドラマが大変興味深く書かれています。
何にでも言えることだと思いますが、毎日休まずにコツコツと続けていくというのは本当に大変なことで、私から見れば、これだけでも尊敬に値します。 また、この 「ほぼ日」 のすごいところは、サイトの中にいくつものミニコーナーを作って、そこでの内容を書籍化し、ベストセラーになるものまで誕生させていることです。
本書を読むと、このサイトがいかに多くの人に支えられて現在に至っているかがよくわかります。 「ほぼ日について知りたい!」 、 「人気サイトが生まれるまでのドラマを読んでみたい!」 という方におススメの1冊です。