今日は、一日のんびりと過ごすことができました。 午後からは、 家から比較的近いところにある三省堂書店に行ってきたのですが、たまたま覗いた就職関連書籍の棚で、自分の学生時代の就職活動を思い出す一冊を見つけ、 「そういえば、こういう本をよく読んだなぁ ~ 」 という懐かしさもあって、その本をつい購入してしまいました。
自分も大学3年生になった頃に、この種の業界研究本なるものを何冊か読んだ記憶があります。 その当時は、これは至極当り前のことですが、出版業界というものがどういうものなのかは皆目見当がつかず、本を読んでは、いろいろと勝手な想像をしていました。
いま思うと、当時の私は、編集者になることへの憧れはあるけれど、編集者っていったいどんな仕事をするんだろう、出版社ってどんな感じなんだろう、それに、そもそも出版社に採用されるかどうかもわからないし・・・、なんてことを独りで悶々と考えたりしていました。
このままではいけないなぁ ~ なんてことを考えていたこともあって、いろいろと悩んだ末に、自分の場合は大学に通いながら編集の学校の夜間部に通う道を選びました。 「編集者入門ミニ講座」 の初回の頃にも記したのですが、そこで、出版社に勤める多くの現役の方々から生の声を聞くことができたことが、当時の私にとって最高の教科書になったと思っています。
十数年ぶりに手にして読んだ業界本ですが、正直言うと、結構勉強になりました。 お恥ずかしいことですが、意外と業界内のことで知らぬこともあったりして・・・。 だからと言って、他の現役の編集者の方々にもお勧めしますということではないのですが、少なくとも、これから出版業界を目指す方々は、一度は読んでおくべき本といえるのかもしれません。