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柳居子徒然

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2021.06.22
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 七十年近く 二代に渡って 客人をお迎えする仕事をしていると、随分人の気質が変わってきたなぁ。と、思う事が有る。ご近所親の代からという人を除くと、柳居・柳居子の店へ最初にお越し頂いた理由 動機と言うのが 昔は人の紹介と言うのが圧倒的に多かった。名刺裏 〇〇さんを紹介しますと言うのを沢山頂いた。
 前任が退職や転勤になると 必ず後任の人が此処で散髪すべし という一言が有り 前任の人となりの話も交えて 話題を共有する部分も有り、結構なシステムだったと懐かしい思いがする。

 髪の毛が伸びて『鬱陶しいから 散髪に行ってこい。』と命じる様な上司はもう 何処を探しても居ない。何人もの客を待たせるという 超繁忙の時代 若いサラリーマンが 次は自分の順番と思った時 同じ会社の上司とか役員さんが入って来ると 『次 私の順番ですが、 一寸仕事を思い出しまして 私の代わりにと順番を譲り
私は出直します。』と云う様な事も有った。結果として 順番の席取りをしてくれていたのか 愛いな奴という評価が上がれば良しと言う時代だった。



 身分序列が 権威で守られていた時代 誰も其れを不服とか不条理とは考えなかった。何時ごろからその序列に従わなくなったかと言うと 柳居子は『宮内庁御用達』の看板や箔付が通用しなくなった頃からでは無いかと思う。自分自身の頭に生えている髪の毛 何故誰かに指示されねばならないのか?  自我の目覚めで有ろう。

 権威が逆作用する事も有った。父柳居はよく仕事の出来た人で 貴顕と言われる人や 会社の社長・会長さんもお越し頂いていた。 ある日銭湯で呉服屋さんの住込みの従業員 丁稚・小僧という人の話を聞く機会があった『柳居子さんのお店は 社長さんや会長さん また偉い人が沢山見えるから 我々様な 虫ケラ同前が行ったらアカン店や。』と云う様な話  『偉い人でも 最初から偉い人などいませんよ 皆丁稚・小僧が立場が変わった人ばかりですよ』と言った事も有った



 今世の中は大きく変わりつつある。 我々の世代では既に考えられない様な時代に入り込んで入ると思う。ネットの集客効果と言うのは想像外の事だ・土曜日お越しの客人二人とも グーグルマップのお店案内とか ユーチューブの顔剃り動画を見てのお越し 『こんな腰の曲がった年寄でも良いの? というアナウンスも『76歳ですね』と判ってのお越しである。ユーチューブの顔剃りの動画に書き込まれた英文のコメント 翻訳をすると『コロナが納まったら この老人に顔を剃って貰う目的だけで、日本へ行こうかな』というコメントを見ると 何となく有り難さと体が何時まで保つか不安も感じるのだ。





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Last updated  2021.06.22 06:26:17
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