深夜ラジオの歌番組が、山口百恵の特集を組んでいた。流れる曲は耳にした曲も有れば そうでない曲も有ったが、『ひと夏の経験』という曲が流れだした時、眼が点になるが如くに 耳が点になった。其の歌詞と謳い方に吃驚したのだ。
歌詞内容は 愛しい男の爲なら、身も心も全てを捧げる 後悔はしないとまで言及している。大方の人は、聞き流せば良い曲として歌詞を問題視する人など居ないと思うのだが、柳居子はよくこの曲が放送コードの引っ掻かせなかったと思うのだ、何十年も前だから その当時としては問題視されなかったのだろう。山口百恵 十五歳の時の歌唱を添えておく。
作詞家のタイトル付けにも 工夫が見られる。『一夏の体験』は 何等問題は無いが『夏の初体験』は、お咎めが有ったかなと 実に下らない事を考えるのだ。
山口百恵は、僅か七年程の歌手生活 二十才台半ばの全盛期に引退 今も彼女が現役でこの曲を唄っても 拍手が出るか如何か判らない。時代を創って、全盛期のイメージ其の侭の姿を残す 大スターは老いさらばえて、老残を見せない事も大事な事 引退とか死という終焉は 何時までも大スターと言われる大きな条件の様に考えるのだ、 美空ひばり・石原裕次郎・ちあきなおみ・山口百恵 他 余り思い浮かばないなぁ
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