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三月は、特に遠来の外国人客の多い月となった。 昨日時点で 延べ50人を越えた。未だ4日残しているが 営業日数25日 孝準計算で一日二人はやって来る勘定になる。
先日も 店の直ぐ傍で スマホの画面と格闘している様な男が居た。僅かな時間外出から戻ったタイミング シモマエバーバーショップ探しているのか?と尋ねたら 不思議な顔をして イェスと答えてので 付いておいでと言って 二階に在る店まで案内して 鍵を開けて 白衣に着替えると 事情が分かったのか 貴方が ユーチューブにアップ逸れていた理容師だ 貴方にヘアカットと 髭を剃って貰う目的で 京都に来ました。と 言った。 昨日も 朝から スペイン人 米シカゴ オランダ イングランド ニューヨークと続いて 六人目にやっと日本人の御客さまを迎える事が出来た。日本人に見放された八十路が近い床屋としては 実に不思議な展開である。 全ての仕事に満足して貰っている訳では無いと思うが、仕事終えてのメッセージ帳(朱印帳)への書き込みが 一冊44人の書き込みが 二十冊目になった 仕事が気に入らなかったら メッセージを書く事は無いと思うから 朱印帳のメッセージを始めてから 既に800人の遠来客を迎えている事になるのだ、 客の好み等 余り聞かずに 黙ってカットに取り掛かり 言葉が判らない分 パフォーマンスは 度々演じる 例えば 鏡の前に写ったカット後のシルエットの確認 左右均等 シンメトリーに刈りあがっているか等は 前の鏡を通して゛一緒に確認して貰い 技術者と客との共同作業の散髪を目指すと 客は心を開いてくれる。誕生日がくると 80歳 貴方のお爺さんの年だよというと 「私もこの店に来る事の出来た有名人です、」と言う人も居た、 一期一会とは 生涯一度の出逢いと云うような意味に使われているが 柳居子と遠来の客人との 対話は 一期で無く 文字通り 《最期一会》 今生で一度だけという関係だと思うのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.28 06:46:04
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