このたび、ドメティック社よりエレクトロラックス社製造の３ウェイ冷蔵庫の一部機種において、火災事故が発生した、という報告がありました。

過去に製造販売しました弊社のキャンピングカーには３ウェイ冷蔵庫を装備した車種もございます。エレクトロラックス社の３ウェイ冷蔵庫（機種は問わず）を５年以上お使いのお客様には、より安全にお使い頂くために、誠にお手数ではございますが、弊社またはお車をご購入された販売店で点検を受けて頂きますようご案内申し上げます。

また、３ウェイ冷蔵庫をガスで作動させる時には下記の点に十分ご注意ください
１．冷蔵庫内、左奥の丸い確認窓（写真参照）を見て、着火していることを必ずご確認ください。
２．着火しにくい状況での使用は取りやめてください。



●お問い合せ先
（株）アネックス徳島本社工場：徳島県吉野川市鴨島町知恵島1150-1　TEL0883-24-5851
キャンピングカープラザ：大阪府箕面市西宿2丁目20-7　TEL072-729-7700

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以下はドメティック社からの火災事故についての報告内容です（一部抜粋）

１．事故機概要
製品名：エレクトロラックス社製　ＲＶ冷蔵庫　ＲＭ４２１１
製造年：２００１年１２月

２．事象について
冷蔵庫はＲＶ車の室内、中央付近の右側に設置されており、出火状況としては冷蔵庫本体左側コーナー部分を中心に焼損の跡が見られます。
また、収納されていた区画（冷蔵庫を収納するための専用スペース）の正面から見て、左側面に床面から天井部分に向かっての焦げ跡が確認されました。
これらの事から、出火箇所は本体、左下部（バーナー部周辺）が有力だと思われます。

３．事故の原因について
この件につきましては、消防局消防署ほか関係各位立合いのもとに検証していただき、下記の状況ならびに原因にて出火した物と考察されました。
当日、お客様がご使用時に着火が不完全な状態でイグナイタ（点火装置）をＯＮにしたまま車内より車外に出られてしまった。その間、数度の着火操作により予め滞留していた生ガスにイグナイタの火が点火して出火に至ったものと思われます。
直接的な原因としては、生ガスがバーナー周辺に滞留していたことだと思われます。その主因はバーナーにガスを供給するためのジェット部分の発錆が著しく供給経路の一部に詰まりが生じて、側面の空気供給口より生ガスが漏れたことだと考えられます。つまり、今回の火災の原因は、バーナーにガスを供給するための経路が一部発錆によりふさがれ（但し、発錆状況はご使用環境により相違があります）、その部分よりガスが漏れたこと。そして、これに点火スイッチをＯＮした状態が保たれてしまったという複数の要因が重なったことにより発生した、極めて稀な事象だと考えられます。
この件については、ご使用後６年前後を経過しており、各部の部品等についても年数相当な経年変化をきたしている状況も散見されることから、今後、購入後、ある程度（少なくとも４～５年以内に）の年数を経た製品については、これまで以上に点検を推奨していただくことが必要かと思われます。