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カナダ体験記:バンクーバーでカナダワーキングホリデー留学カウンセラー

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2006年12月12日
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バンクーバーの日本レストランへ日本人ワーキングホリデーがひんぱんに行く所がダウンタウンの「デービーおかま通」と「ロブソン韓国人通」界隈である。日本レストランだけで約50軒近くもある。

そこで夜な夜な、「なけなしの財布」から夕食代とビール代を出して英語でなく日本語で日本人留学生が群れて騒いでいる。世界最悪英語音痴民族が騒いでいる。お互い、英語で負傷した傷を舐めあう為である。その傷は自分でつけた『自虐の傷」である事をご本人達は気づいていない。

「日本ワーキングホリデー協会」の統計によると、「ワーキングホリデー」の日本から持参するお金の平均額は、「一人約120万円だ」という。この額だと語学学校にフルタイムで行くとすると5ヶ月から6ヶ月でアパート代と共に支払えば底をついてしまう。

実際、語学学校の某校長に「一人の生徒があなたの学校にどれくらいの期間、通学するのか」と問えば、「6週間だ」と言う。つまり1ヶ月半しか一人の生徒は一つの英語学校に「居つか無い」ようだ。語学学校を2軒も「はしご」すれば3軒目に進む時、よほど自分自身の「英語の進歩に対する自信と希望」がなければ、まず清水の舞台から飛び降りる事はしない。

ハムレットは「生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ」と迷ったが、ワーキングホリデーは「3軒目の英語学校へ行くべきか、日本レストランでビールを飲むべきか。それが問題でもないな」と迷わず後者を取る。

英語学校の授業による生徒の英語力アップは漢方薬の摂取の様な物で即効性は無い。ワーホリ各人は、3ヶ月通って目に見える進捗がないので「対費用効果率」の悪さに怒りがこみ上げてくる。その怒りの矛先は「語学学校の校長」にたいしてか、はたまた「留学エージェントのカウンセラー」にか。ここでワーホリは学校と絶縁する。

財布の中の50万円から60万円が、「わずか3ヶ月のバンクーバー滞在で盗まれた」と思うようだ。あと残りの60万円しか「財布」に残って無い時点から、夜な夜な「お釜通とコリアン通の日本レストラン」での日本人ワーホリ『全員集合」の風景が始まる。そこでは酒を飲む客もそれらに酒を運ぶウエイトレスもキッチンでコロッケを揚げているコックまがいも皆ワーホリである。皆、英語を忘れたカナリヤたちである。

バンクーバーの街で各民族はそれぞれの「コミュニティタウン」を持っている。「チャイナタウン」「コリアンタウン」「フィリピンタウン」「ギリシャタウン」「ジャーマンタウン」「イタリアーノタウン」「ペルシャタウン」「ポーランドタウン」。しかし唯一「ジャパンタウン」だけは無い。もしあるとすれば上記の「二つの通」の不夜城の時間帯だけに忽然と「ジャパンタウン」が陽炎の様に姿を現す。

なぜワーキングホリデーがこの様な陽炎の群れに参加する状況に陥るかといえば、カナダ人のコミュニティに接近しないからだ。ワーホリの居留地がカナダの「流れ者の巣」であるダウンタウン界隈のアパートに住むという致命的選択をするのが悪いのだ。

カナダの下層階級でなく中産階級を選んで1年間「ホームスティ」をすればワーキングホリデーの英語のリスニングと発音とスピーキング能力は確実に伸びる。夕食の席でそこのホストファミリーの話す事に耳を傾けていれば、おのずと英語の音の環境に順応して行く。

ところがワーキングホリデーの方々の傾向を見ていると、カナダ上陸当初の「2ヶ月間」しかホームスティに「居付かない」いや『居付けない」。つまり「ガマン」が無い。英語環境とカナダ人家族の生活習慣に適応しようとしない。99%のワーホリが「我慢と努力」をせずに安易な日本人同士シェアのアパート住まいに逃避する。そしてアパートから歩いて5分の「お釜通と韓国通」で英語が進歩しないと『カラスの子」の様に泣く。

かくして「カラス何故泣くの?」「カラスの勝手でしょ」の世界がバンクーバーのダウンタウンの止まり木で毎夜見られる。「若者よ大志を抱け」とクラークと言う明治のお雇い外国人が日本の学生に叱咤激励のアドバイスをした。もしか私がそのまねをするとすれば「ワーホリよカナダ人ホームスティに帰れ」「帰れソレント」でなく、「帰れカナダ人家庭へ」である。

つまり英語は英語文化を持つカナダ人家族の人間の中にあるのです。英語は単独では存在しないのです。それはあたかも豆腐が水に浮いているの同じです。豆腐は英語で水はカナダ人です。まず水に手を触れなくては豆腐に触れないのです。豆腐が口に入らないのです。












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最終更新日  2006年12月12日 19時40分31秒
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