東京国立博物館「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」展
6月16日に開幕した東京国立博物館特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」友人と一緒に行ってきました東博での「メキシコ展」は約70年ぶりなんだとかでも、以前、メキシコ文明展を観たことあるんだけどなー🤔、と日記を検索してみると・・・16年前(2007年)に国立科学博物館で開催された「失われた文明『インカ・マヤ・アステカ』展」を観てました^^この時は本物ミイラを始め、展示品は三文明の至宝219点!しかも9割以上が日本初公開の品々ばかりで、いまでも時々思い出すほどインパクト大の展示会でした当時、来場者30万人以上という数字をたたき出したため、ニュースなどでご覧になったかたもいらっしゃるかも?今回の『古代メキシコ展』は大型の石彫をはじめ展示数140点以上。最近、縄文一筋(笑)の私ですが、いまだ未解明の謎多いメキシコの古代文明にも興味津々です特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」会場 東京国立博物館 平成館会期 2023年6月16日(金)~9月3日(日) ※事前予約不要開館時間 午前9時30分~午後5時(土曜は午後7時まで)休館日 月曜日、7月18日(火)※ただし、7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館観覧料 一般2,200円、大学生1,400円、高校生1,000円私は前売り券を買っておいたので2000円、友人は通信教育受けてるので学生割引1400円で入場。会場内は、なんと全て撮影OKでした 最新テクノロジーを駆使した映像上映スポットもあり、臨場感大~ 地図と年表はパンフレットより。年表によると、メキシコ湾岸にオルメカ文明が興ったのは紀元前1500年頃(同時期の日本は縄文時代)その後、メキシコ中央高原では前100年~550年頃にテオティワカン、トルテカ、アステカ文明と続き、マヤ地域では前1200年~1697年の長きにわたってマヤ文明が続き・・・と文化史的領域がマチマチなので、会場内で見ていても頭が混乱しちゃいました💦事前にもう少し勉強していけばよかったと後悔先に立たず~会場内は「古代メキシコへのいざない」「テオティワカン 神々の都」「マヤ 都市国家の興亡」「アステカ テノチティトランの大神殿」の4章構成。 左は半人半ジャガーの幼児像《オルメカ様式の石偶》前1000~前400年 右は香炉台を飾った《マスク》(鼻飾りと耳飾りを装着した神官もしくは戦士)テオティワカン文明350~550年 左は《クモザルの容器》(目は黒曜石)950~1521年右は《ジャガーの土器》(ジャガーは権威の象徴として崇拝)マヤ文明 600~950年《チコメコアトル神の火鉢》(レプリカ)アステカ文明 1325~1521年トウモロコシを手にする「熟したトウモロコシの女神」《チャクモール像》 マヤ文明 900~1100年お腹の上に皿があり、そこに神への捧げ物を備えたと解釈されているとか。《夜空の石板》 アステカ文明 1325~1521年 農業には雨季と乾季の予測が必要不可欠なため、人々は熱心に天体の観測を行なっていたようです。日食や月食の周期を正確に把握し、365日の太陽暦や260日の宗教暦など、様々な暦を生み出したとか。 左は《装飾ドクロ》 アステカ文明 1469~81年 死後、胴体から切り離されて肉を削がれた頭部。貝殻などで装飾されている右の2点は《テクパトル》(儀礼用ナイフ)アステカ文明 1502~20年まるでキャラクター商品のようなゆるーい可愛さでも<生贄用>というキャプションを読んでゾォォー 左はピラミッドの四方を飾った《羽毛の蛇神の石彫》右は《猿の神とカカオの土器蓋》マヤ文明 600~950年今展の一番のハイライトは《赤の女王》 マヤの代表的な都市国家パレンケの黄金時代を築いたパカル王の妃と目され、赤い辰砂に覆われて見つかったため通称『赤の女王』メキシコ国内とアメリカ以外では今回初の公開だそうですマスク・冠・首飾りなどの品々が、出土した時と同じ位置に配置されており華やかななかにも厳かな佇まいでしたもう一つ、こちらもインパクト大!《鷲の戦士像》アステカ文明 1469~86年 土製パンフレット等ではよく目にしてたものの、こんなに大きい像だとは思いもせず~高さ170㎝で圧倒的な存在感でした(友人は「ガッチャマンだ」とつぶやいてましたが)と、と、画像を貼っていってたらキリがなく~このへんで今回お気に入りのこの子たちをどうしても<土偶っぽい>ものに眼が行きがち どれも「マヤ文明」の土偶たち。右の《球技をする人の土偶》は躍動感あふれる表現で素晴らしかったですこの球技、厚い防具を着けて大きく重たいゴムのボールを、主に腰を使って打つらしいんですが、防具のせいか一見「お相撲さん」みたいー(≧∇≦)球技は戦争や人身供犠とも深く繋がっていたんだとかこの子は出品目録を見ても名前を見つけられずーホッコリとした造形に癒されましたこの日、当初の計画では「チャチャっと見学したあと、オシャベリをたっぷり~」という目論見のはずが二人ともスッカリ熱中してしまい、気づけば会場で2時間半くらい経過⌛慌てて平成館1階ラウンジで持参のオニギリを食べたあと、アトレ上野の京橋千疋屋へ移動しましたマンゴーケーキ、期待以上の美味しさ濃厚で深い甘みマンゴーが絶品でした友人と一緒に楽しく過ごせて大満足の一日でしたが・・・・できることなら、音声ガイドを聴きながらもう一度鑑賞してみたしーマヤと古代メキシコ文明のすべて カラー版 最新版! 古代メキシコ文明 新たに解明された真実 TJMOOK / 宝島社 【ムック】