「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」・三井記念美術館 &黒澤文庫
昨日は風が強くて枯れ葉掃除が大変でした(>_<)立冬にはまだ間がありますが、明日は二十四節気でいう霜降(そうこう)。だんだんと朝晩の冷え込みが増してきて、秋の深まりを感じます先週末、自治体主催の市民講座「縄文」に行ってきました昨年参加した時と同じ講師さんで、約70名が参加。地元愛&縄文愛溢れる講義は昨年以上に充実した内容で、2時間があっという間でした来月、もう一回開催されるので、今から楽しみです今日は先週末に行った「超絶技巧、未来へ!」・三井記念美術館を 三越玄関前のライオン像はハロウィンコスプレしてました2017年に開催された『超絶技巧展』に行ったおりには、あまりの衝撃に友人と一緒に思わず「すごーい」と叫んでしまったほど!(すぐに警備員さんに注意されちゃいましたけど💦)今展も明治工芸から引き継がれて進化した現代アートの数々と、そのルーツともいえる明治工芸の超絶技巧の逸品がズラリと勢ぞろいで、まさに眼福の展覧会でした特別展「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」 会期 2023年9月12日(火)〜11月26日(日) 会期中に一部展示替えあり会場 三井記念美術館開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日 月曜日入館料 一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(900円)、中学生以下 無料シニア割引(70歳以上)は1,200円でした^^展示概要三井記念美術館を皮切りに2014年から2015年にかけて全国を巡回した「超絶技巧!明治工芸の粋」展、2017年から2019年に全国巡回した「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」展で多くの人々を魅了した「超絶技巧」シリーズの第3弾。本展では、金属、木、陶磁、漆、ガラス、紙など様々な素材を用い、孤独な環境の中、自らに信じられないほどの負荷をかけ、アスリートのような鍛錬を実践している現代作家17名の作品、64点を紹介します。いずれも単に技巧を駆使するだけでなく、「超絶技巧プラスα」の美意識と並外れたインテリジェンスに裏打ちされた作品をセレクトしました。また超絶技巧のルーツでもある七宝、金工、漆工、木彫、陶磁、刺繍絵画などの明治工芸57点もあわせて展覧します。(HPより)嬉しいことに一部撮影可でした📷 福田亨 《吸水》 2022年蝶が載っている台座部分は一木で彫り出され、蝶の羽は木材が持つ自然の色を組み合わせるという、福田氏が独自に編み出した技法「立体木象嵌」で作られてます。水滴はその部分の厚みを残して板を彫り下げ、研磨を重ねてツヤを出すことで表現されているそうです。アメイジング~(*〇o〇*) 大竹亮峯 《月光》 2020年47枚の花弁は鹿角を使用。花器に水を灌ぐとゆっくりと花が開くという仕掛けです。以前TV『日曜美術館』で開くさまを観ましたが、開花するさまはなんとも神秘的でした✨ 稲崎栄利子《Amrita》2023年磁器とはとても思えない繊細な曲線の流れにはタメイキ~ 前原冬樹 《「一刻」スルメに茶わん》2022パーツを組み合わせることなく1本の角材を切り、刻み、彩色した一本造り。あのイカ臭い匂いがプーンと漂ってくるような錯覚にとらわれるほど、リアルな造形他にも印象に残った作品を 吉田秦一郎《夜霧の犬》 2020 青木美歌 《あなたと私の間に》2017 樋渡賢 《羽根蒔絵杯》2022展示の後半は明治期に活躍した帝室技芸員の神業溢れる逸品が並んでいたんですが、前半部があまりにも見応えありすぎたため、エネルギー消耗後半部は写真を撮る余力がなかったのでHPより画像おかりしました😅並河靖之 《草花図花瓶》 清水三年坂美術館蔵 安藤緑山 《柿》 清水三年坂美術館蔵 白山松哉 《羽根蒔絵香合》清水三年坂美術館蔵明治工芸品のDNAを受け継ぎながら、それを凌駕するべく独自の挑戦を続けている現代アートと、七宝、金工、漆工、木彫、陶磁、刺繍絵画などの明治工芸の逸品とのコラボレーション、いずれ劣らぬ圧倒的な迫力でしたこの日のランチは夫婦別々(私は久々に麻布十番の『浪花家』で焼きそば)で、三井記念美術館で集合鑑賞後は日本橋高島屋4階の『黒澤文庫』でコーヒーブレイクしました 【本と珈琲とインクの匂い】がコンセプトというだけあって、図書館か古書店風の昭和レトロな雰囲気でした外観も店内も、とてもデパートの中とは思えないような空気感!秋田発、東京初出店の“文庫カフェ”だそうです ドリンクもクレープも美味しかったんですが、個性的なカップがパンチが効いてて(笑)ユニーク~ ミルクティのカップは把手が長すぎて、少々持ちづらかったかも^^でも居心地良さ抜群👑『黒澤文庫』リピ決定です【中古】明治の細密工芸 驚異の超絶技巧! /平凡社/山下裕二(ムック)