明日のキャリア応援します

ファシリテーション協会（FAJ)の全国大会が無事終了しました。
総勢３００名を超える参加者に、１６の分科会。FAJには専従の職員は一人もおらず、全員ボラティア。交通費はもちろん、なんと参加費まで自己負担！という状況の中で、企業人から公務員、学生、経営者と様々な職業･年齢・性別のメンバーが続々と終結。当日は参加できないのに関わってくれた人、当日だけならと参加してくれた人。その場で臨機応変にサポートしてくれた人。本当に沢山の方が参画して一緒につくりあげたフォーラムでした。
レポートは、FAJのサイトで後日公開されますのでお楽しみに。

私は初日の午後、松山真之介さんとコンビを組んで分科会を開催。
柔らか頭でアイデア噴出ワークショップという名前のとおり、アイデアを広げる手法をいろいろ学びました。
アイデア・発想ってなかなか難しそうですが、結局は既存の要素の新しい組み合わせのこと。
知識や経験を素材に、ちょっとしたコツや手法を知っているとだれでもアイデアが噴出してくるのです。
そんなことを体験していただくために、置き換え、連想、くっつけ、などいろんな手法を試してみました。一人で考えるよりもみんなでやることで、本当にとんでもないアイデアが次々にわいてきました。

ちょこっとだけご紹介すると
☆○○貯金箱
・ＭＯＳＯシート（マンダラートのような９つの箱に区切ったシート）にいろんな貯金箱の名前を書いていく
例えば・・・・
『親切貯金箱』『親切にしたことを紙に書いてためる』
『妄想貯金箱』『思いついたアイデア入れる』
『ラッキー貯金箱』『ラッキーを紙に書いてためる』

☆ＭｅｅｔＴｈｅＷｏｒｌｄ（言葉で遊ぼ）
形容する言葉”と”名詞”（モノ、サービスなど）の組み合わでいろんなアイデアを出す手法。とんでもない組み合わせが出てくるけど、なんとなく納得できるものも。
これまでの既成概念を壊すような突拍子のなさが、大きなアイデアにつながる可能性を感じさせました。
・やたらめったら笑う　葬儀屋
・もちもちした　自動車
・穴からでてくる　団塊世代
・はずかしそうに身をくねらす　イス

☆言葉の定義（言い換え）
良く似た言葉、その２つの言葉の違いを言い換えることで、その違いを明らかにする。
・『ビジョン』とは、ワクワクはらはらする言葉である
・『目標』　　とは、はらはらする言葉である
　　　
・『報告』とは、後で責任を回避する方法。
・『相談』とは、事前に責任を回避する方法。

最後はみんなで、某航空会社の「空弁」（お弁当）を考えることに・・
最優秀賞には景品が・・ついでにいいアイデアはホントに採用されるかも・・ということでみんな結構真剣でした（笑）。

いくつかの発想法をこなした後なので、各チームいろんなアイデアが飛び交っていました。
優秀賞をゲットしたのは「語り弁」チーム・お弁当に物語性をもたせたアイデアがヒット。
見事に「カレーDEスカイ」をゲットされました♪

それにしても、アイデア発散はやっぱり面白い

松山さんの最初の言葉がよかった。

どんな企画も最初にどれだけとんがったアイデアが出るかが勝負。
だからこそ、大切なのはとんでもない妄想（ＭＯＳＯ）をもって
アイデアを出していくこと。

松山さんの最初のメッセージ

私は○○と○○の区別がつかない　＝私は　　現実　と　妄想　の区別がつかない

ここから、いろんなアイデアが飛び出して、世の中を変えていくのね・
と実感した１日でした。

FAJの今年のキャッチフレーズは　「現場に出よう」
私もどんどん現場に出て、MOSOを膨らませたいと思います。