カテゴリ:音楽
音楽祭めぐりの旅、2つ目の訪問地はチロル州、アルプスのふもとに抱かれたインスブルックである。
ここでは30年前から、有名な古楽音楽祭をやっている。とくに96年にルネ・ヤーコプスが監督になっていらい、レベルが向上しているみたい。 近年はオペラが盛んだが、そもそもは古楽のセミナー、そしてアンブラス城という、山の中腹にあるお城のスペイン広間というホールで行われる古楽のコンサートがメインだった。 インスブルック1日目は、そのアンブラス城で、イギリス出身のソプラノ、ローズマリー・ジョシュアのソロで、歌曲のコンサート。ヘンデルとモーツアルトというプログラムだったが、とくにモーツァルトはチャーミングだった。ハンマークラヴィーアの伴奏も◎。 演奏もだけれど、アンブラス城の楽しみは環境。城の前後に緑の庭園が広がり、眼下にはインスブルックの町並みが広がる。終演後、インスブルックへ降りていくバスのなかから観た町の夜景は、それはそれはきれいだった。 スペイン広間の音響もやわらかく、まさに夏の夜の夢。だから夏の音楽祭はやめられない? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 28, 2006 05:04:02 AM
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