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カテゴリ:TV
NHKの「バタフライエフェクト」というシリーズは、今いちコンセプトがよくわからないのだけど、時々惹かれるネタがある。今回は“ルート66 アメリカの夢と絶望を運んだ道”ということで、ちょっと面白そうで。
歌やドラマでお馴染みのルート66、当たり前だけど、実際にあったアメリカの道路。歌の方は、てっきりTVドラマの主題歌として生まれたのかと思っていたけど、ドラマ放送以前の第二次大戦後すぐくらいに発表され、ナット・キング・コールがヒットさせたのだそう。で、道路そのものは1926年に出来ている。いわゆるアメリカの中西部グレート・プレーンズからカリフォルニアへと通じる道。そう、カリフォルニアを目指すなら、この道だったわけだ。 番組としては、まずボニー&クライドを取り上げる。かつては、州を跨いでは警察が活動できなくて、それでB&Cはルート66を走って州境を超えて犯罪を繰り返した。150発の弾丸を喰らった、実際のB&Cの最後の画像、これは貴重だね。 ![]() ルート66はラスヴェガスの繁栄ももたらした。50年代、あのオッペンハイマー主導の核実験も盛んに行われ、ヴェガスは見物客で溢れたと。みんな後で癌になったんじゃない?オクラホマ州にはさんダウンタウンと称される街があって、黒人は日暮れまでに街を出なくてはならないと。「グリーンブック」というのは、黒人が泊まれる宿や寄れる店を載せたガイドブックのことだったんだね。同名の映画は未見のままだ。 高速道路が整備されてルート66は地図上から消えた。しかし、その重要性を鑑みて住民たちを中心に復活させているという。しかし、かつてオーキーたちが走った道を、今はワーキャンパーたちが走る。まさに、映画「ノマドランド」そのものの世界。なるほど、夢+絶望を運ぶ道、ということで、それは現代にも続いていると。興味深く見せてもらった。この番組、来週は香港ネタだそうなので、また見てみるとしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月11日 00時13分05秒
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