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2007年12月21日
テーマ：洋楽と和訳と今の気持ち(73)
カテゴリ：社会人の詩
＝America -- A Horse With No Name＝
～アメリカ -- 名前の無い社会の歯車～  << YouTube↑で動画をどうぞ >> 会社を辞めて、家族を捨てての一日目 僕は自分の人生を考えてみたよ そこには植物，鳥達，岩々や、そんなもの そこには砂、丘、そして馬蹄 最初に出くわしたものはうなりをあげたハエ 雲ひとつ無い大空 灼熱で、大地は乾く ただ、空気は音楽に満ちている 名無しの馬に跨り、砂漠を進む のどがカラカラだ この砂漠ではお前さんは自分の名前を思い出せるだろう だって誰もお前さんに悩みを持ち込む奴はいないからさ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ 2日後、砂漠の灼熱の太陽のもと 肌が焼けてきたっけ 3日後、不毛の楽しみの中で 川床を眺めていたっけ この旅で川の流れは死への流れだと思わざるを得なくなって、悲しくなったっけ 名無しの馬に跨り、砂漠を進む のどがカラカラだ この砂漠ではお前さんは自分の名前を思い出せるだろう だって誰もお前さんに悩みを持ち込む奴はいないからさ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ 9日後、馬を放してやったよ 砂漠が海になったからさ そこには植物，鳥達，岩々や、そんなもの そこには砂、丘、そして馬蹄 この大海原はたくさんの生命を抱える砂漠さ この社会は口実の上に成り立っているようなもんじゃないかい 街は嘘だらけで、人の心は土のようにもろい 人は愛のかけらも与えはしないじゃないか 名無しの馬に跨り、砂漠を進む のどがカラカラだ この砂漠ではお前さんは自分の名前を思い出せるだろう だって誰もお前さんに悩みを持ち込む奴はいないからさ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，ラ ---------------------------------- この目まぐるしく変化するこの社会においては、いかに優秀であろうが、また突っ張っていようが、個は埋没してしまう。それほどこの世は日進月歩どころか、秒進分歩と更に速いペースで進み、個の躍進に対しては意味をなさせない。 この社会にはありとあらゆる生きとし生ける者があり、そのあらゆる者が砂漠も海も変わらないことを痛感し、絶望の淵に佇む。 この嘘だらけの現実の世界で歯車の一つとして生きたくない人は、ストレスもしがらみも何も無い幻想の世界で生きるがよい。 しかしその世界は無味乾燥な世界だ。どちらが良いのかは誰も答えてはくれない。 だから“ラ，ラ，ラ，ラ，ラ，…”と、砂漠に足を取られながらも、波にもまれようとも、足掻きながら人は生きていく。 さぁ、社会人諸君。家族のために、会社のために、顧客のために、そして自分のために、もっともっと足掻こうじゃないか！ ---------------------------------- MWAファイルのダウンロードはここで  America / A Horse with No Name ---------------------------------- オリジナル収録CD  America / America (輸入盤CD) ---------------------------------- 関連CD  America / America's Greatest Hits America History お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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