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テーマ:バストアップ(574)
カテゴリ:ホルモンバランス/不定愁訴治療
エイジマネージメントとは「若さを取り戻す」というよりも「その年代の最高の若さ」を目指すものだと思っています。
女性によって「バストエイジング」は男性が思う以上に重要なもののようですね。 「歳をとったのですから』では片付けられない、あきらめられない問題のようです。 バストの問題は ・大きさ ・形 ・はり ・乳輪色素 ・病気 などに集中しているようです。 女性のバストは『エストロゲン類』と『プロゲステロン』のバランスに関係しています。 子宮内膜がわかりやすく、エストロゲン類(エストラジオール・エストロン・エストリオール)が高くなる<卵胞期>に子宮内膜が発達し、プロゲステロンが高くなる<黄体期>に内膜増殖が止まって腺が発達します。 簡単に言うならば「卵胞期:エストロゲンが組織合成期」で「黄体期:プロゲステロンが組織合成を止める時期」といえます。 女性の体、特にバストやヒップなどの『皮下脂肪』はエストロゲンによって発達します。 卵胞期・黄体期共にエストロゲンは分泌されますが、両方の時期にエストロゲンが高いか、エストロゲン/プロゲステロン比が高い(黄体期)人のバストほど発達しているといえます。 それ以外にも『脂肪細胞のホルモン感受性』というものも問題になります。 エストロゲンは『バスト・ヒップ・大腿部』など「女性特有のラインをかもし出す部分の脂肪細胞」に対し感受性を持っていますが、「バスト・ヒップ・大腿部」の脂肪細胞が「同じ感受性」を持っているとは限りません。 バストの脂肪細胞の感受性が悪く、大腿部の感受性が強い人は、エストロゲンによって『バストは大きくならず、大腿部の脂肪が大きくなる:下半身肥満』という現象が起こります。 この問題を解決するためには『バスト脂肪へのターゲッティングHRT』という方法があります。 また、黄体期のエストロゲン/プロゲステロンバランスを整える方法なども考えられます。 ただし、エストロゲンの組織増殖作用は『乳がん』の危険性があります。特に『エストラジオール』による方法は危険性が高まります。 また、ホルモン治療以外にも方法はあります。 ホルモンとはあくまでも脂肪細胞に「脂肪を取り込みなさい」「脂肪を排泄しなさい」という命令に過ぎません。命令がいくら脂肪細胞に送られても、そのための材料が届いていなければ合成することができません。 バストの脂肪細胞周囲に『たっぷりの脂肪の素:栄養素』を送るだけで、増殖を起こす方もいます。この方法であればホルモンに変動を起こしません。(この方法でバストの張りを取り戻す人は20~30%程度です) 加齢によるバストの問題は ・巨大化 ・収縮(垂れる) という2つの相反する問題があります。 これらは『エストロゲン/プロゲステロンバランス』を整えることで改善が見込まれます。 ただし、あくまでも「健康」を中心に考えるべきであり、病気のリスクを高めてまで行うものではありません。「健康と美」「クウォリティー オブ ライフ」のために行うのがベストでしょう。 「女性の加齢変化に占める「バストの問題」がこれほど大きいとは思わなかった」というのが実感です。まだまだ勉強不足です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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