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カテゴリ:自然療法・天然療法
「自然なもの」という言葉が議論を巻き起こすことがあります
「自然な物質」という定義がはっきりしていないせいでしょう 我々の考える「自然な物質」とは「自然界に普通に存在している物質」という意味です ですから *自然な物質だから安全 *自然なものだから安心 という定義は間違っているということに気付きます *自然なもので危険なもの:ふぐ毒、大麻、蛇どく、トリカブト等 自然毒や菌/ウイルス、これはままぎれも無く「自然なもの」です タバコの葉も自然なものです 議論のすり替えに惑わされてはいけません 自然=安全、安心 ではないのです 次に「自然界に存在するか?」について 例えば「ビタミンC:アスコルビン酸」があります *ローズヒップからとったアスコルビン酸 *試験管内で作ったアスコルビン酸 どちらが「自然」でしょうか? 答えは「どちらも自然」です 製造工程ではありません 出来上がった成分が「自然界に存在するかどうか」です 自然でないものとは、どちらから製造したとしても 「アスコルビン酸ナトリウム」「アスコルビン酸パルミチン酸エステル」などが「自然でない」ということです ここでも「自然=安全」「非自然=危険」ではありませんよ ついでに 「ハーブと薬の違いは?」と聞かれれば *厚生省が「医薬品」と認定したものはハーブであっても医薬品 *海外で「医薬品」とされているハーブであっても、国内で「非医薬品」となっていればハーブ *「漢方薬」となっているもののほとんどが「欧州のハーブ」と同種成分 というのが正しいでしょう(*ハーブという言葉を薬効を持った代替医療成分としたとき) 安全か危険か 安心か不安か これらの議論と「まったくかけ離れた世界」に「自然/非自然」「合成/天然」はあるのですよ 人気blogランキングへ ブログランキング参加中! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.27 14:01:14
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