よろずごと・・・

　平成10年10月10日に結婚して、今日で11年目の結婚記念日となりました。


　今年は妊娠判定ももらって最高の結婚記念日になると思っていましたが、

　胎嚢の中にあるはずの胎芽（赤ちゃんのもと）がない現実を火曜日に突きつけられ、

　今度の月曜日の12日に再度確認、そして13日に流産手術というなんとも悲しい中の

　結婚記念日になってしまいました。


　数日前まではそれでも赤ちゃんがいる奇跡をと願っていましたが、

　あきらかに体調がかわってきたので、やはり妊娠継続していないと自分でわかります。

　まず体温はずっと36.8度以上をキープしていてぽかぽかとしていたのに、

　最近は体温もずっと下がって、冷え性の自分に戻りました。

　また悪阻だったのか、胃がムカムカしたり、頭がぼーっとしたりで

　何かやり気がなかった私でしたが、

　最近それらの症状もなく、表現は変ですが、すっきりとした気分でやる気もあります。

　夜中に何度も起こされていた頻尿もなくなりました。

　30分以上歩いているとお腹が張る感じがあったのですが、それもなくなりました。

　
　こんなに自分の体が変わると、さすがに”やっぱりお腹に赤ちゃんはいないのね”と

　残念ながら自覚せざるを得ません。

　
　私の中では流産手術する決意が固まったので、

　13日の手術日に夫に同伴してもらうように頼むと、夫は快く引き受けてくれて、

　そのため今日は出勤になってしまいました。

　夫には忙しい中、今年全般迷惑をかけてしまい本当に申し訳ないです。

　私と結婚しなければこんなに迷惑をかけられることも、

　そしてもっと早くパパになれていたのかもと思うと切なくなりますが、

　これもきっと夫婦の絆を試されていると思って、乗り越えていきます。


　気丈なような私ですが、同じクリニックで流産手術を受けられた方のブログを読むと、

　”発狂しそうだった””気を失いそうなぐらい痛かった””おすすめしない”などの

　文字が踊り、恐れている私がいます。

　ほとんどの病院が静脈麻酔で眠らされている間に処置を行うそうですが、

　私のクリニックは部分麻酔のようで、意識がある中の処置で

　あまり麻酔が効かない人がいるのか、痛いと書いている方が多いようです。

　うちのクリニックは体外受精の技術は全国の中でもトップクラスらしいのですが、

　まず機械的でメンタル面のフォローが一切なく、

　痛みという点は二の次と考えている節があり、たしかに術後の復活は早いのですが、

　精神的にも肉体的にも傷つく方が多いのも事実です。


　その処置が恐くて、他の病院で処置を行う方もたくさんいるそうですが、

　静脈麻酔が苦手（いままで2度打って、そのあとの吐き気がものすごかった）なこと

　痛みに耐えるのは腺筋症をもっていただけあっておそらく強いことを考えて

　そのクリニックで受けようと思っていますが・・・はぁ・・とやはりブルーな気持ちです。

　
　いままで手術後なども痛みには耐えてきたのですが、

　前向きな気持ちで挑むのと、今回のブルーな気持ちで挑むとの差なんでしょうか、

　なんかとてもブルーな気持ちでいっぱいで、嫌だなぁという気持ちの方が大きいです。


　そんな気持ちもあと数日。

　終わったら、2クールぐらい強制的に治療は休まないといけないみたいなので、

　どっか夫と近場の自然でも見に行こうと思っています。





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