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CHIOTOの休日

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Jan 21, 2013
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カテゴリ:偉人を偲んで
華岡青洲(はなおか せいしゅう)という方をご存知でしょうか?

世界で初めて全身麻酔を用いた手術を成功させた方です。

宝暦10年(1760年)紀伊国那賀郡(現・和歌山県紀の川市)に生まれました。

彼は手術での患者の痛みを和らげ、人の命を救いたいと考え、麻酔薬の開発を始めました。

動物実験を重ね麻酔薬の完成にまでこぎつけますが、人体実験を前に行き詰まってしまいます。

そのとき、青洲の母「於継(おつぎ)」と青洲の妻「加恵(かえ)」が自分の体を使って

麻酔薬を試してほしいと自ら申し出ました。

その結果、加恵が失明するという大きな犠牲の上、全身麻酔薬『通仙散』が完成したのです。

「日本麻酔科学会」のシンボルマークは、華岡青洲が開発した通仙散の主成分、曼陀羅華です。

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平成12年(2000年)に創立100周年を記念し、青洲の肖像と曼陀羅華の花をデザインした

切手も発行されました。

image_memorial02.jpg

そして、和歌山県立医科大学は青洲の偉業を讃えて、

曼陀羅華の花に「医」の文字を配した学章を使用しています。

image_memorial03.jpg

彼は天保6年(1835年)享年76歳で生涯を終え、故郷の和歌山県紀の川市に眠っています。

世界初の偉業を成し遂げた華岡青洲は当然すごい人なんですが、多くの人の命を救うために、

自ら献身を申し出た母、そして失明した妻。兄弟愛、夫婦愛、家族愛。。

その域を超えた人類愛ですよね。

ここから医療は目まぐるしい進歩を遂げ、今もなお多くの方が命を救う努力をしています。

どんな状況であっても1日でも長く生きていてほしいと願う家族のために。

そんな中、昨日の麻生副総理による高齢者高額医療費問題での発言。。

個人の人生観を否定するつもりはないですが、延命治療に頼ってでも生きたい、

生きていてほしいと願う人もいます。

ご自身の立場、発言の影響力、発言する場をお考えいただければと思います。

さて、この華岡青洲の偉業をたたえ『青洲の里』という施設がありますので行ってきました。

青洲の里のレポートはまた次回に。

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Last updated  Jan 22, 2013 11:22:23 AM
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