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2011年10月12日
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昭和36年(1961年)。 日本は自由経済社会にあって、岩戸景気 に潤い、電化製品の普及や食料の潤沢な供給によって、勤労者の生活は次第に良くなり、便利になってきました。

しかし、この時期の世界は、アメリカを中心とする自由経済の西側諸国と、ソ連を中心とする共産主義諸国とに分かれ、いわゆる 東西冷戦構造 は深まるばかりでした。

その 東西冷戦 の最前線と言える場所が、日本と共に第二次世界大戦に敗北したドイツでした。ドイツは大戦末期に東西両面から本土に攻め込まれ、敗戦後、東の3/1ほどがソ連に占領され、西部と南部が西側諸国の占領地となりました。


                 東西ドイツ
                  ドイツの東西分断とベルリンの位置

こうして、ドイツは東西に分断されたまま、東部は ドイツ民主共和国(東ドイツ)、西側は ドイツ連邦共和国(西ドイツ) として別々の国となりました。

ところが、首都の ベルリン は、東ドイツ の中にありながら、ひとつの都市が東西両陣営に分割され、東ベルリン 西ベルリン に分けられるという、大変複雑な状態になっていました。つまり、西ベルリン 西ドイツ の飛び地になっていたのです。

ソ連が 西ベルリン を手中にしようとして、西ベルリン封鎖 を試みたことは、2011年4月27日のブログに書いたとおりです。


         ブランデンブルグ門
                       ブランデンブルグ門

始めのころ、東ベルリン西ベルリン との行き来はかなり自由で、ブランデンブルグ門 を通って通行でき、地下鉄も 東西ベルリン を結んで走っていました。

しかし、この交流で、東ドイツ の技術者や優秀な人材が、何万人も 西ベルリン を経由して 西ドイツ へ流れるようになって、情勢が変りました。

昭和36年(1961年)8月13日、東ドイツ政府 は 東西ベルリン の通行を禁止し、境界に壁の建設を始めました。いわゆる ベルリンの壁 です。ベルリンの壁 の建設は、ソ連の指示によって始まったといわれています。


         ベルリンの壁構築始まる
                    ベルリンの壁の構築始まる

壁が完成するまで、まず有刺鉄線が張られ、鉄線や壁から一定距離は立ち入り禁止となり、その地域に立ち入るものは、東ドイツ警備兵によって逮捕または射殺されました。

ベルリンの壁東西ベルリン の境だけでなく、西ベルリン の周囲全体に作られたそうです。この壁は、西ベルリン を包囲するというよりも、東ドイツ から 西ベルリン に入れなくするためのものだったと言えます。

それでも、決死の覚悟で、有刺鉄線や壁を乗り越えて、無事に 西ベルリン に入った人の数は5千人以上に達したと伝えられています。

1963年6月西ベルリン を訪問した ケネディ・アメリカ大統領 は、ベルリンの壁 を視察して、次のように語りました。

       「すべての自由な人間は、どこに住んでいようと、ベルリン市民である


         ベルリンを訪れたケネディ大統領
            西ベルリンを訪問した ケネディ・アメリカ大統領(1963年)

ベルリンの壁 の総延長は155kmに達し、昭和64年(1989年)11月に破壊されるまで、28年間も 西ベルリン を取り囲み、ドイツ分断の象徴となっていました。







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最終更新日  2011年10月12日 11時42分11秒
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